気鋭のアーティスト集団『東京ゲゲゲイ』
ダンスで世界を席巻
リーダーのMIKEYが、BOW、MARIE、MIKU、YUYUの四人と活動するアーティスト集団
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/東京ゲゲゲイ
ミュージシャンやダンサーといった肩書きではなく、あくまで『アーティスト集団』を名乗る彼ら。
紆余曲折ありながら、日本だけでなく世界のダンスイベントで結果を残しました。
とはいえメディアへの露出が少なかった東京ゲゲゲイですが、転機が訪れます。
それがテレビ出演でした。
その出演をキッカケに一気に世の中に知られることとなりました。
リーダーのMIKEYさんはご自身がゲイであることを公言しています。
その関係もあり、多方面から注目され、今後の活躍が期待される集団。
それが東京ゲゲゲイです。
これまでの楽曲では、女装した姿が披露されていましたが、今回ご紹介する楽曲は異なります。
どのように異なるのか、説明していきましょう!
配信限定シングル『KIRAKIRA 1PAGE』
配信限定でリリースされたシングル『KIRAKIRA 1PAGE』。
これまでの東京ゲゲゲイとは一変、スタイリッシュでクールな楽曲です。
衣装もミュージックビデオの雰囲気も全てにおいて新しい一面を見ることができます。
シックな木目の床に白い壁の部屋の中で、モノトーンな衣装で踊るメンバーは実にかっこいい。
さすが、ダンスで名を馳せた東京ゲゲゲイです。
メンバー5人と、撮影スタッフ1人だけの編成で撮影されたというミュージックビデオは必見!
余談ですが、ミュージックビデオは最後まで見てください。
突然、東京ゲゲゲイオリジナルアイテムのコマーシャルが入りますので。笑
では、歌詞の世界に入っていきましょう!
比喩表現の秀逸さ
難解な歌詞を読み解くヒント
全編を通して哲学的な言葉で綴られる歌詞であるため、内容は難解なものです。
しかし、これが何かの比喩であると思うと内容はスッと理解できるようになると思います。
では、それはなんの比喩なのか。
まずはキーワードに分けて解説していきましょう。
キーワード①:ページ
閉じた 最後1ページ
出典: KIRAKIRA 1PAGE/作詞:MIKEY 作曲:MIKEY・MATZ
上記の表現から、母親にもう会えないということが見て取れます。
このことから、母親は亡くなったということだと理解しました。
母親の本は、亡くなったことで最後のページに到達してしまったのです。
また、歌の後半で、「最初」や「次の」1ページを開く場面が出てきます。
これは新たな人生がスタートしたことを示しているのです。
「新たな人生がスタートする」とはどういうことか。
つまり、出産による新たな命の誕生を意味しているということ。
それがわかる歌詞が下記の部分です。
あぁ 天が授けた
朝日を浴びる 小さな新芽
出典: KIRAKIRA 1PAGE/作詞:MIKEY 作曲:MIKEY・MATZ
この表現からも、誕生を意味していることがおわかりいただけると思います。
新たな人生をスタートしたことで、最初の1ページがめくられるのです。
「ページ=本」を人生になぞらえるという哲学的な表現。
まずはこれを押さえておきましょう。