尊敬と愛に満ち溢れたMV
今回この記事で紹介させていただきます曲はEXILEの曲「Bloom」。
収録されているアルバムは「EXILE BEST HITS -LOVE SIDE / SOUL SIDE-」です。
シングル曲としてはリリースされておりません。
アルバムがリリースされたのは2012年の12月で、その3ヶ月前の9月にとある素敵な出来事が起きました。
それはリーダーHIROの上戸彩との結婚!
各メディアが話題として取り上げ祝福ムードが広がる中、EXILEからもプレゼントが用意されていました。
その曲が本曲「Bloom」なのです。
YouTubeのavex公式チャンネルにアップされている上のMV(All Most Full Version)を早速ご覧ください。
「真っ盛り」や「輝き」といった意味をもつ英単語bloomの通り、咲き誇るメンバーの笑顔が印象的です。
「Bloom」の歌詞を独自解釈!~1番~
愛の芽生え
初めて出逢った あの冬の日
それが愛だなんて まるで気づかなかったけど
あんなに楽しく 笑ったこと
今までに一度もなくて 夢をみているみたいだった
出典: Bloom/作詞:Masato Odake 作曲:ATSUSHI
太陽からの光や熱は我々生命にとてつもなく膨大なエネルギーを与えてくれます。
花や昆虫などが盛んに活動をこなす夏とは対照的な季節となるのが、冬といえるでしょう。
地球と太陽の距離はほとんど変わりませんが、ちょっと太陽光の当たり方が変わっただけで世界は一変します。
厳しい寒さによって、時には感覚はどこか鈍ってしまうこともありませんか?
そんな冬を乗り越えると、やがて訪れてくるのが暖かい春。
ポカポカした気候は心に安らぎを与えてくれ、自然と余裕が生まれてきます。
そんな春のある日、ふと過ぎ去った冬を振り返ったときに最初に脳裏に浮かんだのが、彼と過ごした時間。
時間が経っても色褪せることもなく心の中で潜んでいた愛が、桜の季節にポッと芽生えます。
気温も暖かく、心も温かい…幸福で心地良い魔法にかけられた気分だったことでしょう。
大切な存在
あたたかい部屋の 曇りガラス
白いキャンパスへと描いた あなたの名前
大きな大きな 文字の向こう
東京の街がキラキラ 輝いていて奇麗だった
出典: Bloom/作詞:Masato Odake 作曲:ATSUSHI
どうやら、心の中だけではその「想い」というものの居所は狭かったようです。
脳が無意識に指に命令したのでしょうか、窓の曇りに名前を描き、彼の存在が部屋の中に具現化しました。
文字の大きさと自信や想いの大きさは比例するという経験はありませんか?
逆に自信がなかったり、そこまで強い想いでなかったのであれば小さく名前を書いていたことでしょう。
このことからも、いかに彼女にとって彼の存在が大きく、大切であるかがわかりますね。
暖かい部屋と比較すると、外は少し寒いかなと感じるような気温の日々。
窓を境に温度差のある空間は、まだ彼女と彼の距離が十分に近くないことを比喩しているようにも思えます。
そして、彼に対する憧れ、早く会いたいという気持ちの表れでもあるのでしょう。
立場という壁
戸惑ってばかりで それでも逢いたくなって
躊躇ってばかりいたから あなたを困らせていたよね
出典: Bloom/作詞:Masato Odake 作曲:ATSUSHI
お互いに芸能界で大成功を収めている立場ということも、躊躇う大きな要因の1つになったのかもしれません。
あまりにも日々が忙しすぎて、相手に気を遣ってしまったということも考えられます。
この2行の歌詞は、少し一般人の感覚とは異なる光景なのではないでしょうか。
大成功者ならではの苦悩がさり気なく描かれているようにも思えます。