坂本冬美「祝い酒」
本日はガラリと雰囲気を変えて、演歌の名曲をお聴きください。
演歌に限らずですが、おじいちゃん世代の楽曲という認識でスルーしてしまうのは非常にもったいないですよ!
演歌歌手といえば、あなたと越えたい「天城越え」の石川さゆりさんや、ぬるめの燗と炙ったイカでいい「舟唄」の八代亜紀さんなどが有名ですね。
個人的には美空ひばりさんの「悲しい酒」ですとか、内山田洋とクールファイブの「そして、神戸」なんかがお気に入りの演歌です。
いかがでしょう?実際に腰を据えて聴いてみると、演歌独特の言葉選びやマイナーメロにそそられませんか?
収録アルバム
さて、本日のメインである坂本冬美さんの「祝い酒」を聴くには、どのアルバムをチェックするのが良いのでしょうか?
コスパのよさでいえばやはりベストアルバムをゲットするのがいいですね。
何枚かベストアルバムがありますが、一枚ピックアップするとすれば「道~坂本冬美30周年記念オールタイムベスト」がベストアルバムの中のベストだといえるでしょう。
アルバムの一曲目「あばれ太鼓」や「能登はいらんかいね」、そして演歌ではないですが「また君に恋してる」もヒット曲のひとつです。
ただ「コンプリートベスト 凛」などにも「祝い酒」が収録されているので、ご自身で良さそうなベストアルバムをチョイスしても良いでしょう。とりあえず一歩踏み込んでみることがいちばん重要ですからね。
動画はこちら
○○受賞曲
「祝い酒」は、1988年の第30回日本レコード大賞において金賞を獲得しました。日本レコード大賞は年末の放映でお馴染みですよね。
この年のラインナップがまたスゴいのですよ…。
同じ金賞には長渕剛さんの代表的作品の「乾杯」や、TM NETWORKの「BEYOND THE TIME」、同じ演歌の「北緯五十度」by細川たかしさんなど、音楽マニアにとっては鼻息が荒くなるような曲が勢ぞろい。
昔の受賞作品を探っていくことも、知らない音楽を開拓するひとつの方法といえましょう。賞という功績つきですから、その曲の良さもお墨付きですし。
その前にOto kakeにて音楽開拓していただきたいのが本音ではありますが…。
「祝い酒」の歌詞の内容
それでは「祝い酒」の歌詞の内容をご覧いただきましょう。
かなり短くシンプルな歌詞ではありますが、さすが演歌、そしてさすが坂本冬美さんです。言葉選びの秀逸さが半端ありません。
著作権上、歌詞すべてを掲載できないこと、そして文字数が少ない分引用も最小限になってしまいますが、それでも貫禄ある歌詞であることはムンムン伝わってくるかと思います。
一番の歌詞
一、浮世荒波 ヨイショと越える
今日はおまえの 晴れの門出だよ
親が咲かせた 命の花が
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=31983
あらゆる人生の試練を乗り越えて、ついに今日はお子さんの晴れ舞台。
親御さんもお子さんもあらゆる苦労を重ねてきたでしょうが、この日晴れ舞台のための苦労だったと思えば胸を張ることができるでしょう。
「命の花」というのが非常に素晴らしい言葉選びです。そして何の「晴れの門出」なのかは一切書かない・述べないところがまたカッコよくてしびれてしまいます。
二番の歌詞
明日は苦労の ふたり坂
縁がうれしい 祝い酒
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=31983