懲りない「私」

喉に詰まった答えをday by day
気分上々 悪を成敗です
喉に詰まった答えをday by day
気分上々 悪を成敗です

出典: ANIMAL ZONE/作詞:Saimoto Yoshiro 作曲:Saimoto Yoshiro,Watanabe Syunya

会話している相手の口調に引きずられてしまう描写がありました。

つまり彼女は本来、他人に引っ張られやすいタイプなのです。

だからこそあえて、他人と自分を「個性」で線引きしたがるのでしょう。

しかし、線引きのためにかき集めた「個性」には誰も注目してくれません。何も身につきません。

この状況を客観視する力を持っているという点が、彼女には不幸だったかもしれませんね。

むやみに突っ走ることができず、頭のどこかで他人の評価を気にする冷静さが消えないのです。

客観視する度、個性的であり続けるのは無理があると感じるのかもしれません。

この「答え」を、彼女はどう受け止めるでしょうか。

受け止めません。綺麗さっぱり忘れます。

彼女にとって、個性を否定する考え方は「悪」でしかありません。

今日も彼女は空っぽの個性を貼り付けて、街を歩くのでしょう。

『ANIMAL ZONE』は個性にあふれている

バンドハラスメント【ANIMAL ZONE】歌詞の意味を解説!人とは違うと思っていた私の正体とは…?の画像

この曲のタイトルは『ANIMAL ZONE』。直訳すると「動物地帯」です。

沢山の動物が生きるエリアでは、日々様々な鳴き声が聴こえるでしょう。夜に鳴く動物もいるかもしれません。

動物の鳴き声は、動物が持って生まれたもの。

動物が「他の動物とは違う鳴き声にしよう」と声音を調節しているわけではありません。

「誰も鳴かない夜に鳴こう」とあえて夜を待って鳴くわけでもありません。

生まれながらに持っている性質によるものなのです。

様々な音があふれる「動物地帯」で、「私」がいくら個性を主張しても気づいてもらえないでしょう。

人間社会は沢山の個性であふれています。それを「私」が個性として認めていないだけではないでしょうか。

人の言葉に引っ張られやすいのもひとつの個性なのです。

あえて個性を振りかざすことをせず、持って生まれた自分に対して素直に生きること

これこそが個性を発揮する最大の方法なのかもしれません。

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