エイプリル・フール
グループサウンズの「ザ・フローラル」が前身バンドです。
そのボーカル小坂忠さん、ギター菊池英二さん、キーボード柳田博義さんに2人が加わります。
加わった2人がベース細野晴臣さん、ドラム松本零(松本隆)さん。
この5人体制で「エイプリル・フール」というバンドに改名したのが1969年2月のことです。
柴田恭兵さんも在籍した、東由多加さん率いる劇団「東京キッドブラザーズ」の劇伴も担当。
はっぴいえんど
「エイプリル・フール」には英語のサイケデリックロックと日本語ロックの葛藤がありました。
その日本語ロックの方向に動いたバンドが「はっぴいえんど」です。
1969年9月に前身バンドの「ヴァレンタイン・ブルー」が結成され、1970年3月に改名。
細野晴臣さん、松本隆さんと、大瀧詠一さん、鈴木茂さんの4人です。
日本語ロックの礎を築いたバンドですが、1972年12月に解散。活動期間は2年足らずでした。
ティン・パン・アレー
「はっぴいえんど」の細野晴臣さんと鈴木茂さんに2人加わったのが「ティン・パン・アレー」。
加わった2人は松任谷正隆さんと林立夫さんです。
1973年に「キャラメル・ママ」が結成され、1974年に改名したという流れがあります。
1977年頃に自然消滅しましたが、「Tin Pan」として2000年に復活。
2018年末の紅白歌合戦では「Tin Pan」の3人が松任谷由実さんのバックバンドを務めました。
ベースは細野晴臣さんではなく、小原礼さんでしたが……。
「ティン・パン・アレー」時代の1975年にアルバム「キャラメル・ママ」がリリースされます。
ご結婚前の荒井由実さんや山下達郎さん、矢野顕子さん、大貫妙子さんなども参加。
そのアルバム収録曲の「YELLOW MAGIC CARNIVAL」がYMOのコンセプトの元になったのでしょう。
細野晴臣さんソロ名義の1枚目のアルバム「HOSONO HOUSE」は1973年にリリース。
以降も様々な活動と並行してソロ作品も発表されています。
細野晴臣のYMO以後
細野晴臣さんはYMO時代から様々な活動をされています。
歌謡曲の楽曲提供、レーベル設立、アーティストやゲームミュージックのプロデュースなどです。
YMO散開後は「フレンズ・オブ・アース」「HIS」「SKETCH SHOW」「HAS」(HASYMO)でもご活躍。
その偉大な功績は枚挙に暇がありません。2019年3月にはソロ「HOCHONO HOUSE」リリースです。
高橋幸宏プロフまとめ
YMO以前
高橋幸宏さんはYMOでドラムとボーカルを担当。1952年生まれ、東京都目黒区のご出身です。
高校時代に「ガロ」のバックバンド、大学在学中に「サディスティック・ミカ・バンド」に加入。
1976年~1978年「サディスティックス」、1978年からソロ活動、YMOがスタートという流れです。
YMO以後
YMO時代からムーンライダーズの鈴木慶一さんと2人で「THE BEATNIKS」としても活躍。
2002年から「SKETCH SHOW」、2004年から「HAS」(HASYMO)も開始されています。
「スケッチ・ショウ」(SKETCH SHOW)が細野晴臣さん+高橋幸宏さんの2人です。
「ヒューマン・オーディオ・スポンジ」(HAS)は細野晴臣さん+高橋幸宏さん+坂本龍一さん。
「HASYMO」(ハシモ)もYMOの3人ですが、「HAS」←「YMO」という意味があります。
2008年からは原田知世さんや高野寛さんらとバンド「pupa」(ピューパ)をスタートさせました。
2014年には小山田圭吾さん、砂原良徳さん、テイ・トウワさんらと「高橋幸宏&METAFIVE」を結成。
2015年に「METAFIVE」と改名しています。高橋幸宏さんも多岐にわたって活躍されています。