倉木麻衣【一秒ごとに Love for you】歌詞の意味考察！流れるのはどんな音楽？なぜ前向きなの

ここからはサビの歌詞に入っていきます。

タイトルでもある「一秒ごとに Love for you」というフレーズが特徴的です。

この言葉には彼に対して溢れる想いを思う存分伝えようとする彼女の姿が表れているのを感じます。

「一秒」という言葉から感じられるのは、彼に対する熱の高まりです。

2、3行目の言葉には自分にとっての理想の未来を手に入れようという力強い決意を表明しているのでしょう。

「すじ書き」というのは物語の「台本」や「シナリオ」という言葉にいい換えると分かりやすいと思います。

これからの彼との物語のことを指しているのでしょう。

しかし台本が無いということは、そこには自分次第で物語を描けるという自由があることを指しています。

アドリブで描いていくこれからの彼との物語に期待しているのが分かる歌詞です。

自由を手に入れるということは、周囲からの影響を受けないようにするということでもあります。

それはつまり、自分の意思を強く持ち、その方向に向かって進むということです。

今まで蓋がされていた彼への想いが、今溢れ出しているのを感じられます。

5行目の言葉からは、日常に潜む「チャンス」をものにしようとする彼女の前のめりな姿勢が表れているのでしょう。

主人公は彼を恋人にする未来を掴むために、あからさまと思えるほど愛を伝えていこうとしています。

この1行に表れているのは、自身の気持ちをどのように彼に伝えていくかということ。

気持ちの伝え方を間違えればあらぬ誤解を与えてしまうでしょう。

だからこそ彼女は、その感情の打ち出し方にも気を使っているのだと考えられます。

その打ち出し方の中身が上記に記されているのでしょう。

この1行が意味しているのはその好意を重くなりすぎず、しかし曖昧ではなく確かに伝えようという気持ちです。

彼女がこの恋に対して本気であるということが伝わってきます。

1、2行目は彼と出会う前の主人公と、出会ってからの彼女を対比した歌詞だと考えられます。

今までは眠れていた夜も彼と出会ったことによって眠れなくなってしまった。

心が落ち着かず、そのことによって彼女は毎日心をかき乱されているのでしょう。

今までであれば穏やかに眠れていた夜にも彼のことを考えてしまうほどに彼への想いが募っていることが伝わってきます。

3行目では「波」という比喩によって、彼女の心の混乱を描いているのでしょう。

まるで海に広がる波のように、気持ちが何重にも重なり合っているのを感じる表現です。

彼に対しての感情が複雑に絡まり合い、それが波となって押し寄せる。

そこには好意によって生まれた切なさや嫉妬などといった負の感情も込められていることでしょう。

4、5行目の英詞は、意訳すると「貴方を忘れられない、私の心の中にはいつも貴方がいる」という意味になります。

主人公が昼夜問わず、彼のことを考えているということが伝わる言葉です。

彼女が、寝る前の安らぎの時間さえ彼のことを考え心がかき乱されていることがわかる歌詞パートとなっています。

夜を共に過ごしても進展しないことに彼女は悲しさを感じているようです。

彼からの好意を確かめきれずにいることで、何度も諦めかけたことでしょう。

しかしそれでも自分の気持ちが消えていかないことから、この恋を諦めないと自分自身に誓っているのでしょう。

4、5行目の歌詞からは、彼女が彼との出会いを必然だったと感じていることが分かります。

5行目の「デジャヴ」というのは、彼と出会う前から彼のことを知っていたような感覚を指しているのではないでしょうか。

初めて会った気がしないほど、彼女にとって彼と共にいる時間が自然だということを指しているのでしょう。

1行目の「運命」という言葉から分かるのは、彼は彼女にとっての世界を変えてしまうほどの影響力があるということです。

「一秒」経つごとに思いが募っていくといっていることからも、それだけ彼女の心に影響しているのだと考えられます。

どのような未来が待っていようと、彼への想いを手放さないでいようという彼女の力強い感情が感じられる歌詞です。

この楽曲の主人公である彼女がいつもこの恋に対して前向きなのはなぜでしょう。

これまでの歌詞を見てくると、彼女の片思いとも思えるような箇所もあります。

恐らく、それは彼が彼女にもたらした気持ちの大きさが関係しているのではないでしょうか。

つまり彼女にとって彼との出会いが、生活において大きな影響をもたらしているのでしょう。

自分自身が変わってしまうほど、主人公が彼に惹かれていることが分かります。

「一秒ごとに Love for you」では、主人公の彼に対しての一途な感情が表現されていました。

そこには女性ならではの恋に対しての情熱が表されています。