ロックの道のり
ロックミュージシャンは父親や学校など父性的な存在に逆らうことが多いと思います。
父性は伝統を受け継ぎ、世界をそのまま維持されていけばいいと思う存在。
だから窮屈で決まりがたくさんあって大変です。
そういう社会から、自分が生まれた意味を自分で探す存在がロックだと考えることもできます。
そしてRADWIMPSのロックは、ミクスチャーロックとして多くの文化や社会が混じり合って新しい音楽や社会、そしてイノベーションへと繋がる文化を求めています。
それはこれまでになかった世界。
でも父的な存在をどうすればいいでしょう?
父的な存在も大切な存在です。
でも若き存在は乗り越えていく。
『スターウォーズ』シリーズで、悪となった父親を改心させるように、このままでは狂ったとしか思えない世界を希望ある世界へ変えていくこと。
そしてすべての父親たちの魂を救うために、今、これからのロックは響いているのかもしれませんね。
また自分も間違う存在だということを理解し、罪を許し合うことも必要だと思います。
試練は続きますが、父親を憎むのではなく許すようになれればいいですね。
『アルトコロニーの定理』の名曲紹介
「タユタ」
神秘的なメロディと憂鬱の間を揺れる音楽性と、手を繋ぐことができるかどうかという心の揺れを表現した音楽です。美しいですね。
「おしゃかしゃま」
踊れる、思わず暴れたくなる躍動感と、畳み掛けるようなラップが魅力的な「おしゃかしゃま」。
深い詞の世界は、RADWIMPSでも最高に攻撃的で深いところをついています。
「謎謎」
歌詞がなぞなぞになっている「謎謎」は美しいエレクトリックとの融合が素晴らしいですね。
「オーダーメイド」
これぞRADWIMPSという疾走感溢れる曲と問いかけるような歌詞が魅力的ですね。
まだまだ魅力的な曲はありますが、何度も何度も繰り返し聴くことができる魅力的なアルバムです。
このアルバムの最後を飾る曲が「37458」です。
深く素晴らしいアルバムですね。
最後に
父親と子どもの関係だけで、無数の物語が生まれそうです。
彼らの「37458」は、そんな父性との関係に気づかせてくれる素晴らしい歌。
世界の不条理を前にして、でも心から歌うとき、父性による許しもあるのでしょうか?
許しあうことの大切さを思わず思い浮かべます。
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