「三線の花」まずはPVをご覧ください
「三線の花」はBEGINの30thシングル
「三線の花」は沖縄出身のアコースティックバンド・BEGINの30枚目のシングルです。作詞作曲もBEGINが手掛けています。
リリースされたのは2006年10月25日。オリコンでは最高ランキング20位を記録しました。
ご紹介したPVは、沖縄の海の音をバックにボーカルの比嘉 栄昇さんが演奏する三線の音から始まります。
曲の合間にはBEGINのコメントが文字テロップで表示されますが、これが曲と相まって感動を呼ぶのです。
さらに比嘉さんの背後に映る月が美しく、まるで比嘉さんを見守る「オジー」のよう。
私は沖縄出身ではありませんが「三線の花」を聴くとなぜか懐かしく、心に沁みるのを感じます。
三線やエイサーなど沖縄文化あふれるPV
こちらの写真は「三線の花」の演奏でも使用され、曲のタイトルにもその名がつけられた沖縄の楽器、三線(さんしん)です。
三味線とよく似ていますが、三線では三味線独特の「ビリッ」とした音を出すことはできません。
沖縄を舞台にしたNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』が2001年に放送されて以来、沖縄文化は世間一般に浸透し、趣味で三線を始める人も多くなりました。
「三線の花」PVの冒頭と最後には、まるで花々が繁栄するように三線が世界へ広がっていることを伝えるテロップが流れています。
PVの後半では、BEGINの後ろで沖縄の伝統芸能・エイサーが踊られています。
「三線の花」PVは、海・三線・エイサーと沖縄の魅力が3拍子揃った映像に仕上がっています。
「三線の花」は映画『涙そうそう』の挿入歌
妻夫木聡さんと長澤まさみさんが出演
2006年に公開された映画『涙そうそう』。この映画の主題歌は夏川りみさんの歌う「涙そうそう」ですが、映画挿入歌として「三線の花」が使われています。
この映画では俳優の妻夫木聡さんと女優の長澤まさみさんが兄妹役で出演。妻夫木さん演じる新垣洋太郎の恋人役として麻生久美子さんも出演しています。
沖縄に住む兄妹愛が描かれた映画『涙そうそう』
妻夫木さん演じる新垣洋太郎は沖縄県那覇市で自分の店を出すことを夢見て、昼も夜も関係無く必死に働いています。
麻生久美子さんの演じる稲嶺恵子は、洋太郎の恋人として彼を応援しています。
そんなある日、離島の実家から長澤まさみさん演じる洋太郎の義妹・カオルが那覇市へやってきました。本島の高校へ進学するのが目的です。
義理の兄妹と言っても、今はかけがえのない兄妹愛が芽生えた洋太郎とカオル。ふたりは共同生活を始めました。
昼夜の別なく働いてきた甲斐があって、洋太郎はお店のオープンまでこぎつけるのですが…。
『涙そうそう』は感動のラストも必見。映画内では、挿入歌「三線の花」が温かい兄妹愛をいっそう温かく包み込むように響きます。
まだご覧になっていない方はぜひ一度見てみてくださいね。
泣ける!「三線の花」の歌詞をご紹介
①オジーの形見の三線を鳴らす
いつしか忘れられた
オジーの形見の三線
床の間で誕生祝いの
島酒にもたれて
ほこりを指でなでて
ゆるんだ糸を巻けば
退屈でたまらなかった
島唄が響いた
鮮やかによみがえる
あなたと過ごした日々は
やわらかな愛しさで
この胸を突き破り
咲いたのは 三線の花
出典: https://twitter.com/k0_wooooo2/status/916990644236648448