Oh you came a long way to get here
Forget all the memories with beer
Brought all the dreams and you're about to blow it
(1,2,3,4,5!)

I'll be instructing
(go go!)
Don't let me down boy
(go go!)

I'll make it right
I'll make it right
I'll make it right

出典: Buzz Off!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

「ここにたどり着くまで長いことかかったよね

 すべての思い出をビールを飲んで忘れ去って

 すべての夢を引っ提げて、やっと夢を叶え羽ばたこうとしているのに

 (1,2,3,4,5!)

 じゃあもう教えてあげるよ

 (行け、行け!)

 頼むから俺をがっかりさせないでくれよ

 (行け、行け!)

 俺がどうにかしてやるよ

 俺がどうにかしてやるよ

 俺がどうにかしてやるよ」

ビールを飲んで忘れ去った思い出とは、過去の黒歴史、とまではいかないものの、あまり表に出したくない恥ずかしい思い出でしょうか。

夢を叶えるために、田舎から東京のような大都市へやって来たという感じですね。

この彼は、何らかの昔からの夢をめでたく叶えることができたようですね。

しかし、予想外の成功に戸惑っているようです。

 

もう見てらんねえよ!

Oh
Take my hand!Come up up up or just get the hell la la
No one wanna see themselves inside the vertigo

Take your time to make up up your mind or get the hella la
No one wanna sing a long with man like mosquito

出典: Buzz Off!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

「俺の手をつかめ!こっちに上がってくるか、さもなければどうにでもなっちまえよ

 誰も自分が目まい起こしてるようなとこ、見たくないんだから

 もう腹くくってしまえよ、さもなければどうにでもなっちまえよ

 誰も蚊の鳴くような声で歌う奴と歌いたくないんだから」

徐々にこの男性の素性が見えてきます。

この男性は歌手でしょうか?

ステージで弱々しく、自信なさげに歌っている様子が頭に浮かびます。

スターの苦悩

「離さない、離さない」手前の子を狂わせて
「離さない、離さない」って レーベルの社長さんも食い付かして

Congratz!
You've made it to the top boy!
You've gotta all the chics and the cars to enjoy
But you still don't know what to do and you're standing still
like that,boy

出典: Buzz Off!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

ここから一部日本語の歌詞が登場するので、英文箇所を訳した分を以下載せます。

「おめでとう、やっと頂点に立ったな!

 いい女やイケてる車も手に入れて

 なのにお前ときたら、どうしていいか分からずに、そうやってただオロオロ突っ立ってるだけ」

やはり歌手のようですね、ロックスターといったところでしょうか。

レーベルの社長さんも引き留めに来るということは、相当稼ぎ頭のアーティストってことですね。

女に車、昔から男性が欲しがるものの代名詞のように語られています。

そんな誰もが羨むものを手に入れたにもかかわらず、彼はすでに自信を喪失しています。

もううんざり

You get all the complaints about a setlist from your fans
Your label won't let you sleep and you're pissed off at your band mates
You're beginning to feel like you wanna quit and going back to your home town

But are you sure

出典: Buzz Off!/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

「ファンからセットリストのことで文句を言われることもあるよね

 レーベル側はお前を寝させてくれないし、バンドメンバーには腹が立つし

 もう何もかもやめて実家に帰りたいって思い始めてるだろ

 でもそれでいいのか?」

せっかく苦労して夢叶えてきたのに、その栄光の座を捨てようとしています。

自分にはこの世界は向いていない、実家の農業でも継ぐか、みたいなノリでしょうか。

常にせわしないロックスターの世界、もう心身ともに疲れ果てているようです。

この語り手は誰?

この彼の横で励まし続けたこの語り手、どのような人物なのでしょうか?

売れる前から仲の良い旧友か?

それとも、下積みの頃から支えてきたマネージャーか?

わが身のことのように、親身になって彼の支えになろうとしてくれています。

考え始めると想像は尽きませんが、頼もしいかぎりです。

実は自身の抱える苦悩なのか?

もちろんこの歌詞の内容は架空のものでしょう。

しかしこれは、作詞作曲をした川上洋平本人が実際に感じたことがある苦悩が、すべてではないにしろ、投影されているような気がします。

その一方、そんな弱気になっている自分を励ますもう一人の自分。

フィクションでありノンフィクション、そんな気がします。

単純に周りにいる人たちに向けられただけでなく、自分自身への喝、戒めとしての言葉「Buzz Off!」。

そんな意味が込められているような気がするのです。

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