ももいろクローバーZ【Sweet Wanderer】歌詞＆MV解説！4人でドライブ！あなたも旅しよう

忙しい毎日の後、休む時はしっかりと休む。何事もメリハリが大切です。

普段背負っている仕事や責任を放り投げて身軽に旅に出るのです。

デビュー時に中学生や高校生だったももクロのメンバーも今や20代半ば。

同世代が社会人として働いている年齢です。

実際、ファンの中にもそういう人は多いでしょう。

同世代に限らず、毎日を頑張って働いている人に向けて歌われている曲なのだと思います。

この曲のテーマは「大人のももクロ」。

「子どもじゃない私もいいよね」というフレーズがそれを言い表しています。

ここはラップパートです。

しかし勢いよくまくしたてる感じではなく、あくまでもゆったりした曲調です。

「Pied Piper」とはドイツの伝説にある「ハーメルンの笛吹き男」のことです。

仕事で忙しい中、友人に無理やり連れ出された様子をさしているのでしょう。

ここでもう一度MVを思い出して考えてみましょう。

このラップパートはふさぎ込んでいた夏菜子の気持ちが晴れてきたことを示しているのではないでしょうか。

4人とも表情は明るく、まさに楽しい旅の姿が描かれます。

大人になったと思いきや、友人たちの前では昔に戻ってしまいます。

楽しくくだらない話をし、おいしいものをついつい食べ過ぎてしまう。

「食べ歩き◎」の部分を食いしん坊キャラのあーりんが歌っているのは当然でしょう。

いつもはきっちり計画を立てて仕事をしている分、たまの旅行くらいは無計画で行こう。

そんな楽しい姿が浮かんできます。

楽しい旅はあっという間に終わり、明日からまた仕事が始まります。

でも、楽しかった記憶とこの友人たちがいればがんばれる。

つらくなったらまた荷物を捨てて気ままに旅に出よう。

そう思えただけで、今までとは違う自分でいられる気がするのです。

ももいろクローバーZの「Sweet Wanderer」について解説しました。

MVも歌詞も曲調も、元気で明るいももクロとは少し違います。

辛いことがあっても前向きな、そして大人なももクロを見ることができる曲でしょう。

MVでもふとした表情がとても大人っぽいのです。

そんな新たな一面を見ることができる曲です。

ぜひMVと一緒にお楽しみください。

最後に、デビュー10周年を迎えたももクロの代表曲についての記事をご紹介します。

「Sweet Wanderer」と対極にあるような元気いっぱいの曲。

ぜひ記事を読んで聞き比べてみてください。