聴く人の心に、桃色の風が吹き込む

”運命”という言葉の意味

今回ご紹介する楽曲は、MACOさんの『運命』です。

”運命”とは、”人間の意志を超えた超越的な力”。

人と人との出会いが未来へ繋がったり、どん底を味わっている時に突然幸せが訪れたり…。

さまざまな巡り合わせや縁が、運命によるものだとしたらと考えるとロマンがあります。

MACOさんは、運命をずっと信じていて、最近より強く感じているのだそうです。

なんと、楽曲歌詞を書いている時も、スッと降りてきたフレーズに運命を感じていたのだとか。

”運命”と言葉にすると壮大なイメージですが、素敵な出会いを”運命”と感じられるのは尊いです。

そんな、MACOさんの素敵な想いがつまった歌詞にも注目して聴いてみてください。

楽曲は、これまでにも数々彼女とタッグを組まれている、MUSOHさんです。

楽曲の美しさに、「MACOさん×MUSOHさんは最強!」という声も寄せられていますよ。

MVにも注目!

彼女の日常の姿アーティストの姿、それぞれの魅力を感じられる、美しいMVにも注目です。

末吉ノブ監督の世界観が反映されていて、監督の前では、彼女も自然と笑顔になれるとのこと。

自然体でいられるようにルームシューズを持っていくなど、工夫されていたそうです。

白・ピンクなどの淡いトーンで統一されていて、ふんわりとした桃色の風に包まれているかのようです。

また、MACOさんのキュートな表情やラフな魅力に、胸キュンするという声もありますよ。

ピンクの花びらが舞う中、透明感のある歌声で美しく歌い上げるシーンも素敵です。

結婚式の幸せな瞬間を見ているような、温かな気持ちになりますよ。

ずっとそばにいたい

何があっても、幸せと思える恋

別に構わないの
君と不幸になったって
それが幸せと呼べるほど好きだから

出典: 運命/作詞:MACO 作曲:MUSOH

歌い出しから、グッと引き付けられる印象的なパート。

楽曲の始まりとともに、テーマとなるしっかりとした決意が感じられます。

ここでは、”不幸”と”幸せ”という言葉が登場し、それぞれが対照的に描かれています。

あえて不幸というワードを持ってくることで、愛の大きさを強調しているのでしょう。

そして、2つの対照的なイメージが、どちらも大切な人への想いへと繋がっていきます。

これから例え何が起ころうとも、大切な人への気持ちは変わらないということでしょう。

好きな人と過ごすことや、想うことこそが、自身の幸せなのです。

辛いことがあっても、心の中は、大切な人への大きな愛で満たされているのでしょう。

自然と引き寄せられる

ずっと
あの日が最後と決めたはずだったのに
引き寄せられる恋
他の誰より、やっぱり

出典: 運命/作詞:MACO 作曲:MUSOH

このパートでは、2人の関係性を終わらせようとした過去がうかがえます。

過去には、気持ちが揺らぎ、距離を置こうと決意したこともあるのかもしれません。

それでも、例え順風満帆にいかなかったとしても、それを上回るほどの愛があるのでしょう。

不思議なもので、自分と波長の合う人には、自然と引き寄せられるものです。

知らず知らずのうちに同じ空間にいて、お互いに気がついていないということもあります。

”やっぱりこの人しかいない!”と感じるような、必然的な出会いを感じているのでしょう。

何度離れ離れになってもあなたに戻ってくる、その過程にも、運命を感じているのです。

やっと気づいた想い

桃色の風に包まれ
花びらの中 あの日の未来描く
願いを込めて見上げたら
やっと気づいた 君は私の運命

出典: 運命/作詞:MACO 作曲:MUSOH

桃色の花びらが舞う、美しい情景が浮かびます。

出会って恋をして、さまざまな想いを巡らせる中で、ある時ふと気がついたのでしょう。

素直な気持ちに気がつくまで時間がかかったけれど、運命の人は、思ったよりずっとそばにいたのです。

大切なことに気づいた瞬間は、ふんわりとした温かな風に包まれるような心地なのでしょう。

花びらの舞う美しい景色に、自分と大切な人との未来を重ねているのです。