楽曲「CAROLS」

34枚目のシングル

浜崎あゆみ【CAROLS】歌詞解釈!今年のクリスマスも彼氏と過ごせますように…そう思わせてくれる名曲の画像

浜崎あゆみさん(以下あゆ)が2004年9月にリリースしたシングルが「CAROLS」です。

作詞はあゆが手掛けており、女性目線の素直な恋心が描かれています。

可愛らしさが垣間見えるフレーズの中には、いつまでも幸せな恋人でいる為に大切なことが隠されていました。

人は不安になると愛されることばかりを求めてしまいがちです。

でもそんな時こそ自分が愛を注がなければ相手との未来を育むことはできません。

永遠に変わらない気持ちでいる為にはどうするべきなのか?

「CAROLS」の歌詞を紐解きながら、その秘密に迫っていきたいと思います。

出会った頃の二人

あの頃の彼

初めて会った日を 今も覚えている?
照れたように君はうつむいて
目を反らしてばかりだったね

出典: CAROLS/作詞:浜崎あゆみ 作曲:木下智哉

初めて彼に会った日を彼女は昨日のことのように鮮明に覚えています。

初対面では、なかなか相手の目を見て話すことができなかった彼。

瞬時に人見知りの彼だと分かった彼女は一生懸命にその場を盛り上げようと頑張っていたのでしょう。

彼女が彼に抱いた第一印象はもしかしたらそんなに良くはなかったのかもしれないですね。

それでもシャイな彼に冷たい態度をとることもなく、しっかりと向き合っていたのだと思います。

彼に当時のことを覚えているかと尋ねているのは、彼女も第一印象について聞きたいのかもしれません。

私と目を合わせて話すのが恥ずかしかったのは、もしかして最初から意識していたのかな…?

付き合いが長くなって、お互いを理解している今だからこそ聞けることなのでしょう。

気づいたら好きでした

その仕草をとても愛しく思うように
なったのはいつの頃だったかな
なんだか懐かしいね

出典: CAROLS/作詞:浜崎あゆみ 作曲:木下智哉

シャイな彼をまるごと好きになったのは出会ってから少し時間が経っていることがこの歌詞から分かります。

どちらも第一印象が悪ければ、まず次に繋がることはほぼ無いでしょう。

つまり彼はやっぱり彼女を最初から意識していたのだと想像できます。

初めて会った日は、照れてしまってほとんど話すこともできなかった…。

だから次に会うときこそはもっと話せるように頑張ろう!

そんな彼の努力が背景にあったのではないかと思います。

そしていつしか彼女も彼の癖や仕草の全てを好きになっていったのでしょう。

自然に恋人関係になったように思えますが、この二人は愛を育む為にかなり長い時間をかけたように感じます。

付き合ってからはあっという間

やがていくつもの季節が
僕達の前を足早に通り抜けた

出典: CAROLS/作詞:浜崎あゆみ 作曲:木下智哉

彼の照れ屋な性格上、二人が付き合うまでの期間は少し時間がかかったかもしれません。

でも、晴れて結ばれてからはあっという間に時が流れていったように思えるのがこの部分の歌詞です。

片想いのもどかしい時期は、楽しい時もあれば、苦しい時もありました。

苦しかったり、嫌なことがあると時間はとても長く感じます。

でも両想いの二人が過ごす時間は幸せに溢れていて、気づいたらこんな時間…月日の流れは早いのです。

"足早"というワードにはそんな意味が込められているように思えました。

今年の冬も一緒にいてね

どうか嫌わないでね