イチゴ味のシロップ

イチゴ味
赤いとこだけ
それ以外の部分は
何にも味がしない
持て余した愛しさは
このまま残しましょう

出典: かき氷の片想い/作詞:秋元康 作曲:白須賀悟

イチゴ味のシロップがかかったかき氷。

上の部分には十分にシロップがかかっていますが、下になるにつれ、それは薄れていきます

最初のうちに感じた彼への愛情は、前ほど大きなものではなくなっている。

そのことをかき氷にかけられたシロップにたとえているのでしょう。

初めは美味しく食べられるのがかき氷です。

しかし、段々と溶けて水っぽくなっていきます。

それによって初めのシロップの甘さは薄まっていくのです。

時が経つにつれ、変わっていくかき氷の様子を片想いの心情と重ね合わせているのでしょう。

儚い片想い

乃木坂46【かき氷の片想い】歌詞の意味解説!なぜ好きだと言えなかった?溶ける甘い氷に投影する想いとはの画像

かき氷が
責めるように
こめかみが痛くなる
できるなら すぐ 奪いたい
真っ白な
愛しさの山
崩れて行く気持ちが
溢(こぼ)れる皿の上で
いつの間にか水になる
こんなに食べきれない

出典: かき氷の片想い/作詞:秋元康 作曲:白須賀悟

これが楽曲最後の歌詞パートです。

この楽曲歌詞ではかき氷を恋に例えています。

夏の暑さに溶けていくかき氷の儚さ。

まるで片想いにも賞味期限があると歌っているかのように感じられます。

手に入れたいと思っていたはずの彼のことも、手に入れずともいずれ満足してしまうのかもしれません。

物語の余韻を感じさせる歌詞となっています。

片思いの甘酸っぱさが、かき氷とマッチしており、秋元康ならではのセンスが光っている楽曲でした。

友人との関係にも言及しているのが、物語に深みを持たせています。

巧みな隠喩と、情景描写によって、女の子らしさにときめくアイドルソングに仕上がっていました。

まとめ

乃木坂46【かき氷の片想い】歌詞の意味解説!なぜ好きだと言えなかった?溶ける甘い氷に投影する想いとはの画像

今回は乃木坂46の「かき氷の片想い」の歌詞をご紹介しました。

シリアスさよりも、ユーモアが前面に出た歌詞の世界観。

隠喩が豊富に使われていながらも、状況が伝わってきやすい歌詞でした。

アイドルソングならではのストーリー性を持った歌詞。

乃木坂46の清楚なイメージにも合っていて、聴いていて楽しい楽曲です。

最後に、この記事を気に入っていただけた方におすすめの記事を紹介させてください。

OTOKAKEでは、乃木坂46に関する記事も多数掲載されています。

その中から、今回のように歌詞の意味を考察した記事を2つピックアップしました。

どちらも、歌詞の意味をより深く知れる記事となっています。

この機会に是非、目を通してみていただけると嬉しいです。

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