10年代前半のポップロックを牽引したバンド「andymori」

andymori【革命】歌詞の意味を独自考察!どんな革命を起こす?時間の経過は想いをどう変えるのかの画像

ボーカル小山田壮平の類稀なるソングライティング力が光るバンドandymori

2014年に多くの音楽ファンに惜しまれながら解散した、青春ポップロックバンドです。

初代メンバーの3人は、現在はソングライター長澤知之とALというバンドで活動を続けています。

またリズム隊のメンバーは2020年現在、峯田和伸率いる銀杏BOYZのバックバンドとしても活躍していますね。

そんな音楽的才能に溢れたメンバーたちが紡いでいた、andymoriというバンドの楽曲たち。

その中から本日は【革命】歌詞についてご紹介していきたいと思います!

早速歌詞をみていこう!

革命を起こすのは、他の誰でもない君だ

革命を起こすんだ 夢を見るんだと誰もが今夜祈るわけは
革命を起こすんだ 風を待つんだと誰もが胸踴らせるわけは
リンリンリンと電話が鳴って 呼んでるんだ 熱が騒ぐんだ

出典: 革命/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平

世の中にたくさんの音楽を発信し続けるアーティストたち。

彼らの発信する音楽は、内容は違えど皆様々なメッセージ性を込めたものばかりです。

元気のない人を励ましたい。

不安や恐怖で足が竦む人たちに、勇気を与えたい。

自分たちの住む世界を、もっと良いものに変えていきたい。

彼らandymoriの歌う曲も、漏れなくその1つです。

革命という言葉の本来の意味は、以下のようなものとなっています。

革命(かくめい、(英: revolution、レボリューション)は、権力体制や組織構造の抜本的な社会変革あるいは技術革新などが、比較的に短期間に行われること。対義語は守旧、反革命など。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/革命

端的に言えば、革命とは世界を変える事です。

andymoriはこの曲で、世界を変えろと誰でもない私たちリスナーに呼びかけているのです。

世界を変える為に、まず私たちがしなければならないことはなんでしょう。

これまでの歴史に名を遺す多くの偉人たちは、みな口を揃えて同じ言葉を残しています。

世界を変える為には、まず自分を変えること

臆病な自分を変え、勇気を持って最初の一歩を踏み出してみる。

どうせ無理だと諦めている自分を変え、途方もない大きな夢を描いてみる。

いつ訪れるかもわからない世界を変えるチャンスを、確実に自分の手に掴む為に。

そうやって世界を変える為に自分を変えた者のみに、革命の合図は聞こえてくるのです。

その勇気はいつか必ず花開く

100回 1000回 10000回叫んだって
伝わらない 届かない想いは
100日 1000日 10000日たった後で
きっと誰かの心に風を吹かせるんだ

出典: 革命/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平

そうやって、これまで多くの人々が革命を夢見て行動を起こしてきました。

この歌を歌うandymoriのメンバーもきっとその1人であったことでしょう。

しかし、彼らの音楽ではまだまだ変えられなかった現実の方が多いはずです。

だからといって、彼らの音楽やメッセージが無駄であったかといえば、決してそんなことはありません

確かに彼らは、戦争を無くしたり、世界中の貧しい人々を全て救うことはできませんでした。

しかし、彼らの革命を起こせというメッセージを受け取った人はたくさんいます。

もしかしたらその中の1人が、これから世界を大きく変えるかもしれません。

世界を変えようとした、たった1人の勇気。

1人分の勇気では、直接世界を救うことはなかなかできません。

しかし、その1人分の勇気が集まって100、1000、10000を超えた時。

これから世界を救う誰かの勇気を、その勇気による革命を、生み出すことができるかもしれないのです。

1人の革命がいつか世界を動かすのかも

革命の意志は受け継がれて

革命を起こすんだ 明日はあるんだと誰もが今夜祈るわけは
パパパパパパパとファンファーレ 呼んでるんだ 熱が騒ぐんだ

出典: 革命/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平

多くの著名人や歴史の偉人は、今を全力で生きろといいます。

「今日が最後の命だとしたらどうする?」という問いを、よく耳にすることがあるでしょう。

しかし多くの人にとって、残念ながらそれは真実ではありません

確かに今日を最後と思い、全力でやりたいことをやる生き方を否定はしません。

しかし、だからといって明日や未来のことを考えないというのは間違いではないでしょうか。

andymoriは、未来の革命を思って自分に革命を起こせ、とも歌っています。

今日明日革命を起こせなかったからといって、自分が非力だと思うのは間違いです。

自分のこの勇気が、誰かに勇気を与えるかもしれない。

自分が起こした革命によって、誰かが革命を起こすかもしれない。

そう思いながら自分を奮い立たせろ、というメッセージを投げ掛けているのです。

きっとandymoriのメンバー自身も、誰かの革命に心打たれた経験があるのでしょう。

その誰かの革命を受け継ぎ、自分たちも革命を起こそうと志したのす。

そんな彼らの革命も、また彼らの音楽を聴く誰かへと受け継がれていきます。

人から人へ、連綿と受け継がれる革命の意志

その中で、いつしか少しずつ時代の動く足音が聞こえてくるのかもしれません。

自分の想いが、いつか革命を起こすはずだから