『いなせなロコモーション』はアメリカン・ポップスへのオマージュ
懐かしいアーティストが歌詞に登場
今回紹介するサザンオールスターズの『いなせなロコモーション』。
この曲はアメリカン・ポップスへのオマージュ曲です。
なぜかというと、歌詞にアメリカン・ポップスのアーティストやナンバーが登場するからです。
『ロコモーション』、「コニー・フランシス」、「ドリス・デイ」など。
他にも多数登場します。
この曲に登場するアーティストやナンバーは、1950年代~1960年代にヒットしました。
サザンオールスターズの中心メンバーである桑田佳祐さんが産まれたのは1956年。
桑田さんは、この曲に登場するナンバーをラジオやテレビなどでよく聞いていたのでしょう。
いわゆる「オールディーズ」と呼ばれるジャンルですね。
タイトルの解説
『ロコモーション』は超名曲!
まず、タイトルにある「ロコモーション」の解説をします。
『ロコモーション』は、1962年にアメリカで発売され、大ヒットしたシングル曲。
この記事をご覧の皆さんも、一度は耳にしたことがあるかと思います。
下に『ロコモーション』の動画をアップしますので、一度お聴きください。
作詞家と作曲家が名コンビ
いかがでしょうか?
キャッチ―なメロディーとコーラスの掛け合いが気持ち良いナンバーですね。
一度聞いたら忘れられない、インパクトがあるナンバーだと思います。
また、この曲は作詞家と作曲家が有名人なのです。
作詞家はジェリー・ゴフィン。
作曲家はキャロル・キングです。
ゴフィンは Billboard Hot 100 の首位へ7曲、トップ40には59曲を送り込んでいる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェリー・ゴフィン
作詞家であるジェリー・ゴフィンと作曲家のキャロルキングは夫婦でした。
仕事上でもお互いタッグを組み、次々とヒット曲を飛ばしていったのです。
二人は離婚してしまいましたが、その後も共作し、数々の名曲が産まれました。
アーティストからカバーされるアーティスト、キャロル・キング
夫ジェリー・ゴフィンとのソングライター・コンビで、「ロコ・モーション」「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ」「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」「ワン・ファイン・デイ」「アップ・オン・ザ・ルーフ」など、後々まで歌い継がれている数々の作品を生み出した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/キャロル・キング
作曲家のキャロル・キングは、彼女自身ミュージシャンでもあります。
彼女の曲は、アレサ・フランクリンやローラ・ニーロといったアーティストにカバーされています。
『ロコモーション』も例外ではありません。
名作アルバム「つづれおり」は、キラ星のような楽曲であふれています。
このアルバムは一度聞いてみることをオススメしますよ。
「ロコモーション」の意味
「ロコモーション」を日本語に訳すと、「歩行」、「運動量」といった意味になります。
これでは少し表現が固いですから、「足の運び」と訳しましょう。
そして、タイトルにあるもう一つの「いなせ」の意味は「粋」。
全体的なタイトルの意味は「粋な足の運び」といったところでしょう。