曲を聞いてみよう
ダンスがしたくなる曲
次は、『いなせなロコモーション』を聞いてみましょう。
すると、公式動画ではありませんが興味深い動画を発見しました。
それは「サザンオールスターズ」だけを演奏するバンド。
「サザンオールスターズコピーバンド」の動画です。
下にアップしますのでご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
ライブ演奏なので、現場の臨場感がこちらにも伝わってくるようです。
また、バンド以外にもサポーターを配置していて、観客を盛り上げるスタイルも良いです。
ボーカルの方は桑田さんの声質に似ていますね。
楽曲はシンプルなロックンロールナンバー。
ロックではなく「ロックンロール」と形容したくなるほど、ノリがよい曲です。
当時の人はこういうリズムでダンスをしていたのでしょう。
「ツイスト」や「ジルバ」が踊りたくなるリズムだと思います。
『いなせなロコモーション』歌詞紹介&解説
サビ
いなせなロコモーション
なんていにしえの事
Rock'n Rollに
さめやらぬGuys & Dolls
踊りたもれ コニー
フランシス・ナンバー
言葉が無くたって
解かり合えてたじゃない
あの時の二人が今では
成れの果ての 悲しきカンガルー
出典: いなせなロコモーション/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐
サビ冒頭から、タイトルの言葉が登場します。
"「いなせなロコモーション」なんてもう古いよ。
今はエルヴィス・プレスリーやエディ・コクランの時代さ"
主人公は、そういっているかのように、昔のダンス様式を揶揄しています。
コニー・フランシスは、アメリカンポップスのアイドル的存在。
彼女の代表曲は多数ありますが、一つ例を挙げると『Pretty Little Baby』です。
日本でも『可愛いベイビー』のタイトルで大ヒットしましたね。
「あの時の二人」は「いなせなロコモーション」世代。
いわゆる、形式ばった「ロンド」や「タンゴ」が流行った世代なのでしょう。
その二人がどういう人物かは分かりません。
もしかしたら主人公も二人のなかに含まれているかもしれませんね。
あとの一人は主人公の奥さんでしょうか。
だましたり夢をたべたり
思い通りの馴れそめは
アナタの彼に 言って聞かせて
世間が見たらきっと
浮気な女に後家サバイバー
Wow… 気にならない
なんてえな やめて…
(Wao!)
出典: いなせなロコモーション/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐
主人公が過去を振り返るAメロ。
主人公と奥さんとの馴れ初めは、あまり世間的によいものではないようです。
それでも楽しかった若かりし頃。
二人は世間の目なんて気にせず、ひたすら音楽に熱中し、ダンスをしていたのですね。
サビ2回目
アナタとドリス・デイ
踊ろよマッシュ・ポテト
お父つあんも お母さんも
お出かけ二人きりなの
Wow Wow Wow
あの頃シュープリームス
誰かれポニー・テール
女になるのが嬉しや悲しや
Teen Age Dream
Wow Wow Wow
出典: いなせなロコモーション/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐
「マッシュ・ポテト」とは、ダンスの一形式である「ツイスト」の一種らしいです。
二人は、主人公の両親の目を盗んで、家から「ダンスホール」に出かけたのでしょうか。
次に登場する「シュープリームス」も有名アーティストです。
ソウルの女王(クイーン)、ダイアナ・ロスが在籍していたことで有名ですね。
彼女たちの有名曲は『恋はあせらず』。
この曲は、もはやスタンダード曲といってよいでしょう。