Bメロ前半

【サザンオールスターズ/いなせなロコモーション】歌詞の意味を徹底解釈!アメリカンポップスが元に?!の画像

Paul'n' Pola Johnny Angel
なんて互いに呼べば Oh Yeah!
いいじゃない… Oh Yeah!
あんなロマンスに
ちょっと首ったけ

出典: いなせなロコモーション/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

Bメロは歌詞が長いので引用を二分割します。

冒頭に登場するのは、ある曲の登場人物です。

Paul'n'Pola」は『ヘイ・ポーラ』の主人公二人。

Johnny Angel」は同名曲の主人公の名前。

主人公二人は当時、アメリカのヒット曲になぞらえてお互いの呼称を考えていたんですね。

桑田さんの思い出を追体験しているかのよう

Bメロ後半

【サザンオールスターズ/いなせなロコモーション】歌詞の意味を徹底解釈!アメリカンポップスが元に?!の画像

移り気なバケイション
渚で絡み合い
Navy Blueに
恋こがれなんちゃったり
心からのフランキー ヴァリズ・ナンバー
このまま抱いてて
波間に漂えて Beach Boysになら
Good Vibration だったからかしら
ヒップあたりゆれて…
(Wa Ha… Ah Oh…)
(Wao Wao Wuo…)

出典: いなせなロコモーション/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

Bメロ後半にも、オールディーズのエッセンスが散りばめられています。

「バケイション」は『ヴァケイション』。

こちらもコニー・フランシスのナンバーです。

「フランキー・ヴァリズ・ナンバー」とは、アーティスト「フランキー・ヴァリ」の曲。

フランキー・ヴァリの有名曲は『君の瞳に恋してる』です。

クリント・イーストウッド映画作品『ジャージー・ボーイズ』は彼の伝記映画です。

「Beach Boys」は『ビーチ・ボーイズ』。

サーフィン・USA』や『ヘルプ・ミー・ロンダ』。

他、数々の名曲を世に発表している、アメリカのグループです。

とりわけ、映画カクテル』に使用された『ココモ』の大ヒットは、未だに彼らが顕在であることを示しました

「Good Vibretion(『Good Vibretion』)」もビーチボーイズの代表曲です。

ここは、『いなせなロコモーション』中の幕間劇(インテルメディオ)的な箇所ですね。

Aメロ2回目

彼となら
やさしくやれる
思い通りに入れ込める
ただの男じゃあ
つまらないけど 二人を見たら
ぐっとくるよな女に カミさん Keeper
Wow… 今さら
こわいなんてえな やめて…

出典: いなせなロコモーション/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

主人公が私の運命の人だ」と悟った瞬間を語る「奥さん」。

「粋でいなせな」彼とならうまくやれる。

二人で楽しい日々を過ごし、彼女はそう感じたのでしょう。

そして、これからも二人なら順風満帆にやれると感じています。

3回目のサビは冒頭のサビと同じ歌詞なので、掲載は省きます。

Cメロ

たそがれたままなんだかんだで年をとるだけ
Oh! No だめねえ No Good!(あんなロマンスにちょっと首ったけ)

出典: いなせなロコモーション/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

過去を振り返っていた二人は、このままではダメになると直感します。

もっと楽しく、それこそ狂ったように音楽に酔い、ダンスに没頭しないと。

ドリス・デイやエルヴィス・プレスリーが活躍していた時代のように。

年齢を重ねるにつれて、二人は「若いパワー」を欲しがります。

もし、自分がこんな両親を持っていたならば、毎日微笑ましく楽しい日々を過ごせることでしょう。

オススメオールディーズナンバー

『恋の片道切符』ニール・セダカ

イントロのサウンドがまるで「汽車の警笛」かのようです。

さて、ここからは『いなせなロコモーション』に登場しなかったオールディーズナンバーを紹介します。

1曲目はニール・セダカの『恋の片道切符』。

1959年に発売された曲です。

イントロの汽笛を思わせるサウンド。

ニール・セダカの「引きつり唱法」。

シンプルながらも哀愁のある1曲です。