「半崎美子」とは?
2017年4月にメジャーデビューしたばかりのシンガーソングライター、半崎美子さんを知っていますか?
バラエティ番組の「人生が変わる1分間の深イイ話」にて、下積みが長い人は本当に幸せか?というテーマで取り上げられ、知った方も多いのではないでしょうか!
半崎美子さんの下積み生活はなんと17年!その間どこの事務所にも所属せずライブ、物販等、全て一人でやってきました。
本人は好きでやってきたので全く下積みと感じていないようですが、簡単にできることではありません。
17年頑張ったと聞いただけで、今下積み生活を送っている人は力を貰えるのでは無いでしょうか!
ショッピングモールの歌姫
半崎美子さんは全国のショッピングモールを拠点として音楽活動をしていました!
そこから出来た愛称は「ショッピングモールの歌姫」です!!
ショッピングモールでは、自分で警備員を雇い、ケータリングまで用意して、全て自分で行います。
開演ギリギリになるまで物販を売ったり、直接ビラ配りをしています。それらももちろん手作りです。
そして時間になると「もう間も無く開演致します。拍手でお迎え下さい!」と自分でアナウンスを入れて登場して行きます。
歌いながら泣き、お客さんは聴きながら泣き、歌い終わったら今度は握手会でまた泣くのです!
そのように全国のショッピングモールを200箇所以上回ってきました!
来てくれるのは子連れのママさん達からお爺さんお婆さんまで、男女も問いません。誰にでも響く歌を歌えるのが半崎美子さんの良さです。
芸能界でも半崎美子さんに絶賛の声が!!
芸能界では、音楽好きである笑福亭鶴瓶さんが絶賛しています。
鶴瓶さんにCDを渡そうと、出待ちを2年続けた後、トークイベントで渡す事が出来たそうです。やっぱり努力家ですね!
それからラジオで半崎美子さんの曲をラジオ番組でかけてもらえるようになり、そのラジオ番組にも呼ばれるようになりました!
それがきっかけとなり、鶴瓶さんのメイクさんなど、仲の良い友達が助けてくれるようになります。
全てを一人でこなしていた半崎美子さんのライブに行き、救いの手を差し出してくれるようになったのです!
笑福亭鶴瓶さんの他にも桑田佳祐さんもラジオ番組で半崎美子さんの歌声を高く評価していました!
半崎美子「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」
半崎美子さんの楽曲の中でも、特に高く評されるのが「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」です!
2017年4月にリリースされたミニアルバム「うた弁」に収録されています。その後2017年9月にシングルとしても発売されました。
この楽曲は「第50回日本有線大賞」の新人賞を受賞し、披露されました。
両親も受賞に駆けつけ、最初は音楽活動に対して反対だったお父さんも喜んでいました!
歌詞解説
同じカバンに詰め込んだ日々と
並べた机に刻んだ日々と
枝先に膨らんだ うららかな春
本当はあなたもここにいるはずだった
くだらないこと言い合って
肝心なことは言えないまま
止まった季節を追い越して
残った光を探してた
桜 花びらが舞う 一緒に見てた夢を
ふわり空にのぼった あなたに送りたい
出典: サクラ〜卒業できなかった君へ〜/作詞:半崎美子 作曲:半崎美子
この楽曲は半崎美子さん自身の近くで、卒業できずに亡くなってしまった方がおり、実話が元となって作られています。
卒業を迎えられるのが当たり前だと感じてしまうけど、当たり前では無いということを伝えたかったそうです。
「春」という季節は旅立ちの季節でもあり、何かに向かって出発する時期です。
桜という花の膨らんだ蕾や、花びらが散っていく様を人の人生に乗せて歌っています。
とても優しい歌声が心に響いてきます。スッと声が入ってくるので自然に感情移入して、本当に辛くなってきます。
老若男女に愛される歌詞
半崎美子さんが作る歌詞に難しい言葉は使われていません。小さな子供でも分かりやすい歌詞を心掛けているのでしょう。
バラードが多く、歌詞を見なくても聴きながら歌詞を一つ一つ理解する事が出来ますね。
自分の歌が長生きして欲しいと思っているそうです。その気持ちが伝わって来ます。
半崎美子さんのライブとは?
半崎美子さんがこれまで行ってきたショッピングモールでのライブは、歌うのは20分程度です。
ですが、その後のサイン会は1時間以上あります!来てくれたお客さん一人一人と握手してお話しするのです!
ライブハウスだと自分から歌を発信するだけになりますが、ショッピングモールだと来てくれたお客さんと対話する事が出来ます。
この対話の中で打ち明けてくれたお客さんの話から作られた楽曲もあります。
半崎美子さんにとってショッピングモールは音楽活動の拠点であり、原点ともなっているのです!