仲間との出会い
通りを見渡せば ふと気付く
花の色から思い出す
同じ 夢を夢見てた あなた
誘って 連れ出した それから
出典: 春~spring~/作詞:たくや 作曲:たくや
これはメンバーとの出会いが綴られているのではないでしょうか?
周囲とは違い、音楽の道へ進む未来を考えていた自分。
そんな中、同じ将来を目指す仲間と出会い、活動するようになりました。
Tamaとたくやはかつて一緒に音楽活動をしていたので、この2人の出来事なのだと思います。
それか、ナオキが2人を誘ってHysteric Blueを結成した出来事の可能性もあるでしょう。
また、「花の色」から思い出すというところから、春に出会ったのかもしれません。
これぞ青春ですね♪
本当に好きなもの
あぁ 長い時間をかけても それでも
あぁ 世間が愛想つかせても
授業よりも 食事よりも
もっと大切なコト「私・・・歌が好き・・・」
出典: 春~spring~/作詞:たくや 作曲:たくや
やっと出会えた音楽仲間と、長い時間をかけて音楽活動をしてきたようです。
しかし、周囲の人が全て寛容だったわけでもないようですね。
「愛想つかされて」という表現から、大人に呆れられた経験があるのではないかと想像できます。
そして、後半のフレーズに注目。
この楽曲で一番の見せ場だといえるでしょう。
授業は「将来のために大切」だからこそ皆が受けています。
また、美味しいご飯を食べることに「幸せ」を感じる人も多いでしょう。
学生生活ではこの2つは生活に占める割合が多いはず。
でも、そんなことよりも「自分は一番歌が好き」だと確信できる。
心の底から音楽が好きなのが伝わってきます。
これ以上の表現はないでしょう。
「周囲に何を言われても好きなことを貫き通す」というフレーズなのだと思います。
「別れ」すら好きになれる
思い出が強くさせる
こういう夢なら もう一度 逢いたい
春が来るたび 大きくなれる
そういう気持ちを忘れずにいたら
強く 生きられるような気がして
出典: 春~spring~/作詞:たくや 作曲:たくや
ここでは「過去の出会い」を肯定している印象を受けます。
「別れ」に注目して悲しむよりも、「良かった」と考えるようにしているのではないでしょうか。
そうすることで、全ての出会いが自分の糧となり、心を強く支えてくれます。
新しい環境ではついつい過去の出来事を忘れてしまうもの。
でも、しっかりと胸にしまって思い出すことで、出会いが無駄にならない気がしますね。
何度だって鮮明に蘇る
雪がやんで 寒さも消え 今年もあの季節が来る あぁ春が来る
こういう夢なら もう一度 逢いたい
別れの季節も好きになれる
いっぱい話した思い出がひらり
いつでもよみがえらせれる
出典: 春~spring~/作詞:たくや 作曲:たくや
「春」という季節を何度も経験していることがここで読み取れます。
つまり、卒業してから何年も過ぎ、いまだに学生時代の記憶を思い出すのではないでしょうか。
特に「いっぱい話した」という点に、筆者は深く共感しました。
高校時代の親友とは、様々なことの価値観を共有し、たくさん話をしたなと思います。
就職して働き出すと、自由な環境で一日中誰かと話す機会は減るはず。
主人公にとってこういった記憶は何度でも思い出したくなるほど素晴らしいものなのでしょう。
何度でも蘇るというのは、今もなお鮮明に覚えているという意味。
別々の道へ進み離れ離れになっても、胸の中ではいつまでも一緒にいる。
とても温かい気分になれる表現ですね。
いつか叶えてみせる
こういう夢だしもう一度懸けたい いつか・・・
出典: 春~spring~/作詞:たくや 作曲:たくや
最後は「自分の選んだ夢へとがむしゃらに進んでみせる」という覚悟が歌われています。
最後の「いつか」の先には「有名になってみせる」などの抱負があるのでしょう。
全ての出会いと別れが自分を強くさせてくれた。
あとは、支えをバネにひたすら邁進するだけです。