「悪意じゃなーい」
だから尚更厄介極まりない
ワタシはワタシのモノだけであって
ワタシはアナタのモノではない
タバコだってアルコールだって
XXXだってやってっから
そんな人だとは思わなかった?
じゃぁロボットとでも付き合ったら?
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝
当然、彼氏には悪意はありません。
むしろ良いことだと思っているからこそ束縛しているのでしょう。
どんなに主人公が嫌がっても、彼氏には悪意がないからなかなか理解してもらえません。
彼氏の中には「こんな彼女であってほしい」という強い理想があるのでしょう。
しかし、その彼氏の理想とはかけ離れている主人公。
というか、恐らく彼氏の理想が高すぎるのでしょう。
そんなに理想の人と付き合いたいのであれば「ロボットとでも付き合ったら?」と吐き捨てています。
要するに"あなたの理想をクリアできる人間なんて誰もいない"と伝えたいのでしょう。
彼氏からの抑圧
愛という名の抑圧
有難く受け止められない
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝
彼氏からしてみたら「大好きだからこそ束縛したい」と思っています。
でも主人公からしてみたら、抑圧にしか感じられていません。
束縛を通して彼氏の愛情を感じることが全くできない主人公。
だから「有難く受け止められない」といっているのでしょう。
人にはみんな事情がある
(※)You don’t know me
本当の事は何にも知らないくせに
すぐジャッジ余計なお世話
You don’t know me
人には人の事情ががあるって
事すらもわからないの?(※)
あなたがエゴだから
Egoist
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝
主人公の本心を全く分かっていない彼氏。
その本心を理解していないからこそ、主人公の気分を悪くするような命令をしてくるのでしょう。
主人公にとって良いと思っていることが、彼氏にとっては悪いことに見える。
だからこそ、ぶつかり合ってしまうのです。
もし、自分の価値観と大きく反するような行動を恋人がとったのならまずはその理由を知ることが大切。
だって人にはみんなそれぞれ「事情」ってものがあったりするのですから。
だからその事情をきちんと把握した上で、話し合うことが大事なのです。
でも、この歌詞の主人公と彼氏はそれができていないみたいですね。
2番~ラストの歌詞
「彼氏の理想」を演じることに疲れた主人公
一体何をしたら満足するの?
拒んだらナイフで刺すの?
いちいちワタシを待たないで
追わないで
それって楽しい?
プライバシーなんてないらしい
まるで全てがカット無しのワンシーン
ララララ ラブレター
お陰で頭はエラー
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝
「追わないで」という言葉からも分かるように、彼氏から細かく監視されている主人公。
また「拒んだらナイフで刺すの?」といっているので、この彼氏はけっこうメンヘラ気質のようですね。
彼氏を怒らせたら厄介だから、主人公は仕方なく彼氏のいうことを聞いています。
でも、彼氏のいう通りに動いていたら、監視されてばかりの毎日になって息もつけない状態になったのです。
「彼氏の理想の女」を演じ続けることに、主人公は疲れ果てています。
主人公の怒りが爆発!
Oh Shit! 嫌なら来ないで
調子いい事言わないで
勘違い基地外に違いない
気づくかどうかはアナタ次第
あぁもう!マジでそれはない
気づけないアナタめんどくさい
You Know それは愛なの?
I know うちら諸行無常
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝
主人公のイライラはさらに爆発します。
ここの部分では怒りの感情があらわになっていますね。
しかし「気づくかどうかは~」といっているので、やはり自分の本音は彼氏に伝えていないようです。
「いちいち私が本音を伝えなくても気づいてよ!」と思っているのかもしれませんね。
鈍感すぎる彼氏の態度に主人公の不満は募る一方です。
彼氏の言いつけを守ったところで幸せにはなれない
アナタの理想に応えたら
ワタシは幸せになれるの?
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝