彼氏の理想にどんなに応えても、主人公の心は全く満たされていません。
それどころか不自由ばかり感じてしまい、心が疲れ果てています。
彼氏の理想を守ったところで主人公は幸せを感じることができないのです。
幸せだと感じられるのは彼氏だけ。
彼氏の理想を守ったところで、この主人公はメリットがひとつもないようですね。
だからこそ、この彼氏は主人公から「エゴイスト」といわれてしまっているのでしょう。
本当の愛とは…
(※2)You don’t know me
アナタの物差しでワタシをはからないで
余計なお世話
You don’t know me
You are egoist
愛なんかじゃないってわからないの?(※2)
あなたがエゴだから
Egoist
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝
元は他人同士なのですから、異なる価値観を持っているのは当たり前のこと。
にもかかわらず、問答不要で彼氏の価値観を主人公に押しつけるのは本当の愛とはいいません。
相手のことを本当に大事に思っているのであれば、相手が幸せを感じているかどうか気にするはずです。
彼氏の期待に応える気がない主人公
申し訳ないけどアナタの期待
裏切り続けます
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝
結局どんなに頑張っても「彼氏の理想」には届くことができない主人公。
それでもこの彼氏は「自分が言い続ければ相手も変わるだろう」と思って、期待し続けているのでしょう。
しかし、主人公はそんな期待に応えるつもりは一切ないようです。
彼氏と一緒にいたいけど、彼氏の理想を守るのはもう嫌。
そんな正直な思いが溢れ出ているように感じられます。
「相手を変えたいならまず自分が変われ」なんてよくいったりしますが、恋人関係においてもそれは同じ。
自分が相手に対して口酸っぱく怒るのではなく、まずは自分を変えて歩み寄ってみることが大事なのです。
嫌味をこめた「アリガト」
(※くりかえし)
(※2 くりかえし)
You Don’t know me
でもこれがアナタなりの
愛情表現なんだね 「アリガト」
You Don’t know me
I don’t know you
永遠にわかりあえないワタシたち
出典: Egoist/作詞:牧宗孝/堀江ヒロアキ 作曲:牧宗孝
この主人公は、彼氏の束縛が「アナタなりの愛情表現」なんだと理解しています。
そして嫌味をこめて感謝の言葉を述べています。
本心からの感謝ではないことを表現したいから「アリガト」というカタカナ表記にしているのでしょう。
彼氏の一方的な価値観の押しつけが変わらない限り、きっと私たちは永遠に分かり合えない。
そんなちょっぴり寂しい結論を出したところで、歌は幕を閉じます。
おわりに
価値観が違うカップルはお互いに歩み寄ることが大事。
そんなことを遠回しに教えてくれているような楽曲でしたね!
この楽曲が気に入ったという方はぜひ同じ「黒猫ホテル」に収録されている「BlackCat」も聴いてみてください!
浮気された女性の気持ちを黒猫に例えたカッコイイ楽曲になっています。
「BlackCat」について詳しく解説した記事もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
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