『fragile』を歌う国民的バンド「Every Little Thing」
名曲『fragile』を生み出したのは、日本の国民的バンドとも言えるEvery Little Thing(略称:ELT)です。
ELTがCDデビューを果たしたのは1996年。今から21年前のことです。
当時のメンバーは3人でしたが、2000年3月にリーダーを務めていた五十嵐充さんが脱退。
現在はボーカルを務める持田香織さんと、ギターを務める伊藤一朗さんの2人で活動をしています。
2人はテレビ番組への出演も多く、特に伊藤さんの姿は音楽番組だけでなくバラエティー番組でもお見かけする機会がたくさんあります。
NHK紅白歌合戦には1997年から2004年の8回連続出場を果たしており、老若男女問わず愛されているアーティストと言えますね。
『fragile』はELTの17thシングル
ELTの17thシングル『fragile』がリリースされたのは2001年1月1日です。
五十嵐充さん脱退から、約1年後のリリースでした。
本曲は、CDシングル「fragile/JIRENMA」と、オリジナルアルバム「4 FORCE」に収録されています。
その他、下記のベストアルバムにも収録されました。
・ Every Best Single 2
・Every Best Single 〜COMPLETE〜
・Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜
・バラードベストアルバム「Every Ballad Songs」
・アコースティックアルバム「ACOUSTIC:LATTE」(『fragile』アコースティックバージョンが収録)
『Time goes by』に継ぐセールスを記録
ELTと言えば、1998年の8thシングル『Time goes by』を挙げる人も多いでしょう。
『Time goes by』の次に高い売り上げとなったのが『fragile』です。
2人体制となったELTとしては最高セールスを記録した『fragile』は、2001年オリコン年間カラオケチャートで1位を獲得。
2001年第34回日本有線大賞では「有線音楽優秀賞」、第43回日本レコード大賞では「金賞」を受賞しました。
『fragile』のMVはドラマ仕立て
『fragile』のMVはドラマ仕立てになっており、2001年2月に発表された『Graceful World』のMVへと繋がる内容になっています。
"もしあのとき5分遅く行動していたら、私たちの運命は大きく変わっていたのかもしれない"
そんなことを思わせるようなストーリーとなっています。
このMVはシングルビデオ「fragile〜Graceful World」とビデオクリップ集「BEST CLIPS」に収録されています。
曲名『fragile』の意味とは?
曲名にもなっている『fragile』という単語は、直訳すると"壊れやすい"という意味の形容詞です。
人に対して使うと"虚弱な"や"か弱い"という意味にもなります。
"はかない"というニュアンスを出すときにも使われる単語です。
『fragile』の正しい読み方って?
英語としては"ラ"にアクセントとつけて「フラジャイル」と読むのが正しい読み方です。
しかし作詞した持田さんは、フランス語として認識してほしいと語っています。
そのため、ELTの曲名としては"ジ"にアクセントをつけて「フラジール」と読むのが正しい読み方と言えます。