ありのままが難しくて いつも何処か怯えたまま
揺蕩(たゆた)う月のように流れる日々を 流される日々を ああ
儚さ故この残響 現実とはこの想像
出典: ラストアンビエント/作詞:宮川大聖 作曲:宮川大聖
何かを得るためには何かを捨てなくてはいけませんね。
わかっていても自分の気持ちを見透かされたくはありません。
見放されることが怖い臆病な自分を上手くごまかすことはもっと困難です。
すべてを捨てることができれば広がった傷口もいつか自然と塞がるかもしれません。
その日までこのあるがままの日々を受け入れて前に進まなくてはいけないのです。
「孤独」という試練を選んだのは自分ですからこれからも流れゆく時間を受け入れるしかありません。
彼には途中で投げ出さない覚悟があるはずです。
小さな居場所から飛び出した彼には大海の荒波が待っています。
そしてその荒波は生きていく限り何度も押し寄せて来るものです。
一度沈んでしまったとしてもそこから浮かびあがることは大変なエネルギーが要ります。
何もかも知っていて、尚もその来るべき大海を受け入れようとしているのでしょうね。
純粋な闘志と努力を途切れさせることなく見せて欲しいですね。
この後まとめとして「ラストアンビエント」のタイトルに込められた思いを探ってみます。
まとめ~「ラストアンビエント」の意味
人気コミック原作の「Life 線上の僕ら」は若い男性ふたりの純愛や成長を描いたドラマです。
若さゆえに経験しなければならない困難や出会いのストーリーがこの楽曲ともオーバーラップします。
そして「ラストアンビエント」というタイトルは「最後の場所」といった意味に解釈できますね。
その場所は旅立ちや別れを連想させるだけでなく人生の出発点でもあります。
そしてこの楽曲の制作者の原風景であり秘められた場所なのかもしれません。
宮川大聖さんのこれからの制作活動がますます楽しみです。
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