アルバム「分別奮闘記」に収録されているゴミ分別ソング!?
BUMP OF CHICKENが、2010年12月15日にリリースしたアルバム「COSMONAUT」。
今回はこのアルバムに収録されている「分別奮闘記」という楽曲を詳しく紹介していきます。
曲名の中に「分別」という言葉がある通り、この楽曲は"ゴミの分別"をモチーフにした歌。
他ではあまり聴いたことのない、非常にユニークな題材を取り上げています。
こんなにユニークな楽曲が生まれたのは、以下のような経緯があったからなのだそうです。
藤原がプロデューサーに「シングルを書いてくれ」と言われ、ゴミの分別に一時期はまっていた時に考えたことを元にかいた曲。
増川は「今までの経験上、これはシングルにならない曲だな(笑)」と思っていたらしい。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/COSMONAUT
ゴミの分別が「楽しい!」と思える綺麗好きな人は、意外にたくさんいるものです。
BUMP OF CHICKENのメンバーである藤原さんも、そのうちの一人なのでしょう。
藤原さんのような"綺麗好き精神"を持っている人は、特にこの楽曲を楽しく聴けるかも!?
もちろん、そうでない人も十分楽しめる内容となっていますので、ぜひ聴いてみてください。
"夢を諦めかけている人"に贈る感動の歌詞を解説!
それでは、さっそく歌詞の内容について、詳しく解説していきましょう。
この楽曲は、夢を諦めかけている人に向けた心温まる歌詞が大きな見どころです。
もう不要だと思っている夢(=ゴミ)を手放そうと奮闘する物語が綴られています。
「夢を追うことを辞めようかな」と思っている人がこの歌詞を読めば、きっと感動するはず!
夢とは一体何なのか。
そんなことを考えさせてくれる深い歌詞を、順番に見ていきましょう!
1番の歌詞
夢を「ゴミ」だと感じるようになった「君」
君の夢がゴミと化して はや幾星霜
捨ててこそゴミでしょうと勇ましく
出典: 分別奮闘記/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
この歌詞の主人公は「君」という人物です。
「君」は大きな夢を抱いており、昔はその夢のために必死でした。
しかし、ある時を境に「もう限界だ」と感じてしまったのでしょう。
それからというもの、その夢を本気で追わなくなりました。
夢を追わずにだらだらと毎日を過ごしてきた「君」。
このままの生活ではいけないと思い、「君」は夢を捨てることを決意します。
つまり「君」の夢は、もはやゴミ(=不要なもの)と化してしまったのです。
冒頭の歌詞では、ちょっぴり切ない物語が描かれていますね。
夢は不燃物?
見るからにしぶとそうだ 不燃物だろう
指定された火曜日 ほっと一息
出典: 分別奮闘記/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
「君」は、自分の夢は自然に消えないもの(=不燃物)だと判断しました。
しかし「~だろう」といっているので、本当にそうなのかは不明です。
ただ、いえることは「君」にとってこの夢は、非常に思い入れのあるものなのでしょう。
今は本気ではないとはいえ、昔は夢のために必死だったのです。
だから、そう簡単に心の中からは消えないと思ったのでした。
夢は燃えるゴミだった!?
だけど 持って行かれてないぜ 紙が貼ってあるぜ
なになに「燃えるゴミは月曜日」
出典: 分別奮闘記/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
しかし「夢=不燃物」だと思い込んでいただけで、本当は簡単に消せるものだったのです。
「燃えるゴミは月曜日」といって跳ね返されたのは「もう一度夢について考えろ」という意味。
夢を捨ててしまうのは、まだちょっと早いんじゃないの?というメッセージのように見えます。