ニューシングル「相棒」が配信とアナログ盤にてリリース!

NakamuraEmi「相棒」の歌詞の意味を解釈!全て受け止めてくれる優しい”相棒”って誰のこと?!の画像

今回紹介するのはNakamuraEmiの新作シングル「相棒」。

2018年10月17日に配信でリリースされたこの曲。

それに引き続き11月3日には「レコードの日」にちなみ、7インチのアナログ盤にて1000枚限定でのリリースも行われました。

これはヒップホップやレゲエなどのダンスミュージックにも馴染みの深い彼女らしい試みですね。

それぞれにシリアルナンバーの入ったステッカーも同梱されるので、その限定感もさらに増します。

このステッカーが自動車のナンバープレートのようなデザインになっているのですが、それにも理由がありました!

車好きが転じて描かれたVolkswagenとのコラボソング!

NakamuraEmi「相棒」の歌詞の意味を解釈!全て受け止めてくれる優しい”相棒”って誰のこと?!の画像

なんと今回の「相棒」、ドイツの自動車メーカーVolkswagenとのコラボソングになっているんです。

この縁は3月にリリースされた「NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.5」に収録されていた「モチベーション」が同社のNew PoloのWebCMソングに選ばれたところからだとのこと。

これをきっかけにVolkswagenが彼女のツアーなどで同社のGolfを提供。

Golfに乗って家と仕事を行き来する日々をそのまま歌のしたものが「相棒」なのだそうです。

自動車には「相棒」という言葉がよく似合う!

自動車の中って、ある種自分の部屋みたいな感覚を持っている方も多いのではないでしょうか。

車内に居るとすごくリラックス出来たり、運転中は性格がちょっと変わったり。

自動車好きって、自動車の中でしか見せない顔をきっと持っているものですよね。

自動車でしか見せない顔があるし、自動車があれば好きな場所へ行けてしまう。

まさに「相棒」という言葉がよく似合う乗り物です。

NakamuraEmiは日産のエンジン開発部で働いていた経験もあり、自動車への理解も深いんですよ。

車好きが転じてこういう曲を作ろうという気持ちを起こさせたことを思うと、その経歴も無関係ではないように思えますね。

「相棒」はこんな曲

アコースティック感の強い音像がよく馴染む

軽やかなアコースティックギターの音色は街を颯爽と走り抜ける自動車を表すように。

柔らかなピアノの音色は仕事を終えて自動車に戻ってきたときの安堵感を表すように。

楽曲が盛り上がるに連れて入ってくるパーカッションやベースの音色もアコースティック感の強いもの。

それらが捉えどころのない川の流れのようなNakamuraEmiの歌いまわし、曲構成によく馴染みます。

冒頭の自動車のドアを閉める音は、実際に彼女が乗っているGolfのドアの音を録音したなんて話も。

彼女の楽曲に対する愛着が表れたような粋な試みですね。

ドライブのお供にピッタリ?

彼女の音楽はまさに、湧き上がって来たものをそのまま表したようなイメージ。

そこにメロだのサビだのという考えはないとのこと。

これは彼女がアマチュア時代、ヒップホップやレゲエ、ジャズなどに感化されて出来上がった価値観からのものです。

カフェやライブハウスで歌う中で出会ったヒップホップやジャズやレゲエに影響を受ける。フリースタイルのレゲエやヒップホップ、ジャズのその場にある音を組み合わせながら世界を作り出していく感じこそ“ライブ”だと感じて自分もそういう風にできればと思うようになり、2011年にNakamuraEmiとして新たな音楽スタイルで活動を始める。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/NakamuraEmi

ポップスに見られるメロ、サビの構成は音楽がより幅広い層に伝わるようにと試行錯誤された賜物です。

元を辿れば音楽に決まりなどなく、昔のミュージシャンはまさに湧き出して来たものをそのまま表現していたのではないでしょうか。

その流れを汲んでいるNakamuraEmiの楽曲は、より彼女の内面が表れたものになっているように感じます。

ポップスとは一線を画すそんな構成でも、その優しい声質が耳に心地よく馴染みますね。

BGMとして使われるイージーリスニングのように、まさにゆったりとドライブしたいときなんかにピッタリなのではないでしょうか。

MVでは自然体のNakamuraEmiが和ませてくれる

MVは自動車の運転席で歌うNakamuraEmiをメインにしたもの。

ラフな服装に自然体の表情は、まさに一人でドライブしているときのような印象です。

柔らかなイメージの映像と音が重なり、ホッとリラックスさせてくれるようなMVとなっています。