ゆず「センチメンタル」

「センチメンタル」と言えば?

「センチメンタル」(ゆず)が生まれたきっかけは曲名間違い?!曲ができた経緯・歌詞の意味を紹介!の画像

皆さんは「センチメンタル」と聞いて、どんな曲を思い浮かべるでしょうか?

例えば、岩崎宏美の「センチメンタル」松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー」、平井堅の「センチメンタル」など、結構「センチメンタル」という言葉が入る曲ってあるんですよね。

その中から今回は、ゆずの「センチメンタル」を紹介していきます!

1999年リリース

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ゆずの「センチメンタル」は、1999年8月18日にリリースされた6枚目のシングルです。

そもそも「センチメンタル」とは、どういった意味なのか皆さんはご存知でしょうか?

簡潔に言えば、「感傷的」という意味で、過去の思い出に浸ってしょんぼりしたり、胸がざわざわしたり、痛んだり、そんな感情を「センチメンタル」と呼ぶのではないでしょうか。

きっとそんな感情は誰の心にも存在していて、オリコン週間チャートでは3位という記録を残し、多くの人の心に響いたことを証明しました。

また、これまでリリースされてきたストリートライブ時代の楽曲と違い、メジャーデビュー後に制作された楽曲として話題となり、この楽曲がメジャーとしてのゆずの第一歩と言っても過言ではないでしょう。

アルバム「ゆずえん」に収録

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そんな「センチメンタル」は、1999年10月14日にリリースされた2枚目のアルバムである「ゆずえん」の5曲目に収録されました。

そして、オリコン週間チャートで首位に登り詰めたこのアルバムが、まさに「センチメンタル」!

というのも、筆者が学生時代に聴いていた中で、特に好きなアルバムなのです。

ギターを始めたあの頃、まずは!と取り組んでいたのは、ゆずの曲たちでした。

「からっぽ」や「いつか」、「サヨナラバス」など、初期の名曲が揃ったこのアルバムは、特に擦り切れるほど聴いたし、全曲集を見ながら練習したものです。

この思い出こそがまさに「センチメンタル」!

きっと同じような思い出を持っている人も多いのではないでしょうか。

実は曲名間違いから始まった曲って本当?!

あの名曲が○○と間違えられる?!

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この頃のゆずと言えば、フレッシュ&エネルギッシュ

勢いの溢れるライブと楽曲、そして、ネオフォークと呼ばれるジャンルを新たに確立し、郷愁を感じるような楽曲も数多く世に送り出していました。

特に、「センチメンタル」の一つ前の作品である「サヨナラバス」。

この楽曲は、ポップなメロディーで爽やかさを失わずに切ない歌詞を歌い上げた素晴らしい楽曲で、オリコンチャートで週間4位を記録し、ヒット作となりました。

元々は、ストリートライブ時代から歌われており、1999年3月17日に5枚目のシングルとしてリリースされました。

このシングルは、8センチシングル形態でリリースされた最後のシングルであり、今となっては時代を感じる1枚、さらに時代の変わり目の1枚として、ゆずの代表曲になっています。

また、この楽曲がヒットしていたのと同時期に活躍していたのが「センチメンタル・バス」。 

センチメンタル・バスとは、1998年9月19日にデビューし、2000年12月31日に解散した男女2人組のユニットです。

ボーカルを担当し、アフロヘアがトレードマークだったNATSU、キーボードを担当していたアキノリの2人で構成されていました。

この「センチマンタル・バス」、なんと「センチメンタル」という言葉も「バス」という言葉も入っているではないですか!

ゆずを感じてしまうユニット名...間違いやすい!!

というのは、やはり当時の他の人も同じだったようで、ラジオ番組では「サヨナラバス」を度々、「センチメンタル・バス」と間違えられる場面が多かったそうです。

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間違えられるくらいなら!

いや~、何とも切ないエピソードですね。

曲は作った人にとって、自分が生み出した子供のようなものです。

その子供の名前を間違えられてしまうのは、とても悲しいし、失礼な話です。

しかし、そんなことで折れないのが、ゆずのすごさであり、ポジティブな一面!

間違えられてしまうくらいなら、「センチメンタル」という曲を作ろうと思い立つのです!

これが、「センチメンタル」が制作されたきっかけです。

何でも曲にしてしまう姿勢には脱帽ですね。

そんな珍しいエピソードから生まれた「センチメンタル」、次は歌詞を見ていきましょう。

「センチメンタル」の歌詞の意味に迫る!

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打ち寄せる波の音に慌てて靴を脱ぎ捨て
走り出した僕ら自由の風に吹かれて微笑んだ
夕焼けの空に一つはぐれた雲を見つけて
君が何処にも行かない様に強くその手を捕まえた

出典: センチメンタル/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁