まずは、導入部分です。

「センチメンタル」な情景を思い切りよく描いた冒頭部分になっています。

歌詞の舞台は、夕暮れの波打ち際。

風に吹かれ形を変えていく雲を見て、2人の形がそんな風に変わっていってしまうことを恐れ、不安に思う気持ちが上手に表現されています。

何もかもが憂鬱に想えてた日だって
少しも無駄じゃなかった こうして君と出会えたから…

出典: センチメンタル/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

生きていたら良いことも悪いことも含め、色んなことがあります。

しかし、どんな日だったとしても、「君と出会えた」という、ただそれだけで救われると歌っています。

それほどの出会いができるというのは、とても素敵なことですよね!

はぐれた心の破片を拾い集めて
この胸に真実の花を咲かせよう
そっと泪が流れてしまう時も
きっと色づく日を信じながら
そして僕らのセンチメンタルな夏が過ぎて行く

出典: センチメンタル/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

そして、サビが訪れます。

人生には素敵なことが待っているという希望を持つことが大事だと伝えてくれているようなサビになっています。

どんな日であっても、悪いことがあっても、挫けずに日々を積み重ねていくことで、救われるし報われるものなのです。

そんな未来や過去に思いを馳せる今を「センチメンタルな夏」と表現しているのではないでしょうか。

いつか話してくれた夢の続きを僕に教えて
ちょっと照れた君の横顔今もまだ残っているから
子供みたい泣き明かした夜も無邪気に笑ってた朝も
揺れ動く気持ちの全てを受け止めて君を想ってる

出典: センチメンタル/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

そして、2番に入っていきます。

夢の続きを話すキラキラした君も、涙に濡れた君も、無邪気に笑う君も、どんな君も僕の全てで受け止めるという男らしい歌詞になっています。

僕ら互いに鏡の様に映しあって
確かめる様に重ねあう様に二人の答え見つけていこう

出典: センチメンタル/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

そうやって、全て受け止める覚悟や想いを君にも問うような歌詞がここで出てきます。

お互い同じ気持ちでいられているのか、不安に思ってしまうのは仕方のないことです。

しかし、それを確かめていくことが2人の絆をさらに深めていくことになるのではないでしょうか。

ふり返り寄り添う並んだ足跡
いつまでもこうして君と歩いていたいから
もしも暗闇に包まれてしまう時は
情熱の光を道しるべにして

出典: センチメンタル/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

そして、2番のサビです。

ここまで歩んできた2人の日々を振り返り、これからも共に歩んでいきたいという気持ちを表現しています。

また、2人で歩む未来にたとえどんな困難が訪れようとも、気持ちを確かめ合い深まった絆を頼りに進んでいこうという前向きな歌詞になっています。

出会いと別れを繰り返しながら
傷つけ傷つきあった日々を
失った物と手にした物に戸惑いながら

出典: センチメンタル/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

そして、Cメロでは、君と出会うまでの困難を描いていきます。

出会ったり、別れたり、傷付けあったり、失ったり、忙しない日々の中で心は疲弊し、破片のように散らばってしまうのも仕方がないことかもしれません。

はぐれた心の破片を拾い集めて
この胸に真実の花を咲かせよう
そっと泪が流れてしまう時も
きっと色づく日を信じながら
砂に書いた想い出がさざ波に流されて
もうすぐ僕らのセンチメンタルな夏が過ぎて行く

出典: センチメンタル/作詞:北川悠仁 作曲:北川悠仁

そして、最後は1番のサビを繰り返します。

さらに、そこにワンフレーズの歌詞が付け加えられています。

「砂に書いた想い出がさざ波に流されて」というフレーズからは、ここまで歌われてきた過去の困難や思い出を全て洗い流そうという想いを感じます。

そして、感傷的な今を乗り越え、未来に向かっていこうという前向きな気持ちで、締めくくられていきます。

最後に

「センチメンタル」(ゆず)が生まれたきっかけは曲名間違い?!曲ができた経緯・歌詞の意味を紹介!の画像

いかがでしたか?

「センチメンタル」の歌詞は、どんな困難も2人ならば乗り越えていける。辛く苦しい過去は洗い流して、前に進んでいこうというポジティブな内容になっていました。

ひょんなきっかけから生まれた曲であるにも関わらず、これだけの名曲が生み出せるゆず

曲名を間違えられたこともプラスに転じて、乗り越え、進んでいこうという気持ちも込められているのかもしれませんね。

そんなゆずの「センチメンタル」を、ぜひ聴いてみてください。

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