君を想う多幸感を表現した1曲「MOON」を紹介

【MOON/LUCKY TAPES】かすかにアンニュイな歌詞を解説!MVに出演の女の子は武居詩織の画像

今回紹介するのは2016年1月13日にリリースされたLUCKY TAPESの「MOON」という曲。

今年5月にメジャーデビューを果たした彼らですが、この曲はインディーズ時代でも比較的初期の楽曲です。

この頃と比べると彼らを取り巻く環境は著しく変化しているでしょう。

まだまだ波に乗り始めたばかりのLUCKY TAPES

そんな今だからこそ、彼らの「初動」とも言える時代の楽曲に迫ってみませんか?

人を幸せにする音楽

LUCKY TAPESというバンド名に込められた意味は「人を幸せにする音楽」というもの。

「MOON」はまさにそれを感じさせるような1曲です。

聴けば感じていただけるはずですが、音のイメージ、歌詞共に多幸感溢れる内容になっています。

また曲だけに留まらず、MVでもそのまどろむような感覚を表現。

作品全体を通して幸せに包まれるような楽曲になっていますよ!

浮遊感漂う音像に迫る

「MOON」がどんな曲なのかここで簡単に触れておきましょう。

後ほどMVも紹介しますので、参考にしながら聴いていただければ幸いです!

イントロからAメロ

ヴォーカル、高橋海の優しい歌声とシンセの音色がふわふわとしたイメージを魅せます。

レゲエのように裏拍を強調したカッティングギターもなんともオシャレですね。

冒頭部分からその浮遊感に引き込まれます。

Bメロ

小節のアタマにアクセントを置いた演奏が楽曲にメリハリを与えています。

サビに向けての後半部分は流れるような展開に。

Aメロのふわふわ感とサビを繋ぐ、肝となるセクションになっていますね。

サビ

美しいメロディにうっとりしてしまいます。

メロディも素晴らしいんですが、ここでのベースのフレーズがまた秀逸。

ゴーストノートという奏法を多用した「プクプク」した音色が心地よく響きます。

その踊るようなフレージングは楽器に注目していなくても自然に耳に入ってくるはずですよ!

バンド全体で

ここまでご覧いただいて、メインとなるはずのヴォーカルがあまり突出していないことに気付きませんか?

そう、ヴォーカルの高橋海の価値観はフロントマンとしては少し変わっているんです。

彼はバンドの顔ではあるものの、あまり前に出るのが好きではないとのこと。

それも相まって、LUCKY TAPESの楽曲は歌ではなくバンド全体の音を重視した内容になっているんです。

自分が目立つことよりも全体の音像に重きを置くその姿からは、彼の音楽が好きだという度合いが伝わってきますね。

これは少年時代からいろんな楽器に触れてきた高橋海だからこその価値観ではないでしょうか。

夜に浮かぶ月をイメージさせるMVを紹介

続いて「MOON」のMVをご覧いただきましょう。

このMVはホテルの一室を舞台にしたもの。

部屋の中で撮られたMVはたくさんありますが、明らかにホテルだとわかるものは少ないと思いませんか?

非常に興味深い内容になっています。