Hey!Say!JUMP「愛よ、僕を導いてゆけ」
4thアルバム「JUMPing CAR」に収録
「愛よ、僕を導いてゆけ」は、2015年6月24日にリリースした4thアルバム「JUMPing CAR」の7曲目に収録されています。
前回の「smart」から1年ぶりのリリースとなるこの作品は、「ウィークエンダー/明日へのYELL」や「Chau#」など4曲のシングル他、「Farewell」「UNION」などバラエティーに富んだ良曲が多いと噂の人気のアルバムです。
その中でひときわ異彩を放っているのが「愛よ、僕を導いてゆけ」ですね。叶わない願い事をずっと祈り続ける切ない歌詞と、どこかラテンのような情熱的なメロディーが魅力的です。
イントロからグッと引き込むパワーを持っていますよね。
作詞・作曲はオカダユータ
「愛よ、僕を導いてゆけ」の作詞・作曲を担当したのは、シンガーソングライターのオカダユータです。
一度社会人として踏み出したけれど、音楽があきらめきれず再び音楽で食べていこうと決心したというオカダユータ。大阪でゼロからのスタートを切り、ストリートで磨かれた歌詞やメロディセンスは、幅広い年齢層から人気を集めています。
オカダユータの楽曲たちは、諦めずに最後まで頑張って歩んでいこうという決意のこもったものが多く、勇気をもらえます。
「愛よ、僕を導いてゆけ」も、一方的な片想いであり、実ることがないと自分に言い聞かせながらもまだあきらめきれないという想いが描かれています。
- Hey!Say!JUMP「はじまりのメロディ」
- Hey!Say!7「ただ前へ」
Hey!Say!JUMPには、ほかにも楽曲提供があり、どれも歌詞・メロディー共に人気のある楽曲なので興味があればぜひ聞いてみてくださいね。
今までのHey!Say!JUMPにはなかった楽曲
編曲者は石塚知生
ファンとしてHey!Say!JUMPの曲を聴いてきた人には、この楽曲に驚いたことでしょう。
同じように”愛”をテーマにした楽曲は「Aino Arika」などもありますが、Hey!Say!JUMPらしい明るさというものが抑えられ、大人びた印象を受けます。
イントロの部分は「ガラスの少年」を彷彿とさせるギター、サビは嵐の「Believe」にも似ているといわれていますが、実はこの曲を担当している編曲家が嵐やKinKi Kidsを担当している石塚知生なので、どこか似た雰囲気が出てしまうのかもしれませんね。
「愛よ、僕を導いてゆけ」の歌詞
君に僕が必要なくても・・・
君の心 覗き込めたら
たったひとつ確かめてみたい
君へ続く道のどこかに 僕はいるのかな
儚い夢に願いをかけて
眠るだけの恋が終わり
赤く揺らめく炎のような愛が
僕の目を醒ます
君のかじかむ手を
温められるのが僕じゃなくても
僕の未来照らす人は
この世界で君だけだよ
出典: https://twitter.com/K_Jkei_622/status/616803731657461760
君の心が知りたい。
自分のことをどう思っているのか知りたいという想いは、片想いをしている人には、共感できる歌詞ではないでしょうか。
主人公が、君の人生の中で僕が存在する場所がある様にと儚い願いをかけて眠るだけだった毎日に終止符をうち、胸に燃え上がる愛の力を借りて行動を起こす決意をしたことが分かります。
それが、たとえ君の側にいられなくたって、僕には君しかいないんだという強い想いが感じられます。
ただ、この主人公の愛は、相手のことを想って愛しているというよりは、どこか自分の愛のはけ口を探しているような自己中心的な愛にも感じられますね。
もし100万回君に「アイシテル」を届けても
ついに君が僕に「YES」をくれなくても
また100万回君に「アイシテル」を届けにゆこう
愛よ、僕を導いてゆけ
出典: https://twitter.com/kaju_chiiii/status/841660848582008836
もし、告白して君に振られたとしても、僕の愛は止まらないということでしょう。そして、断られても、何を言われても「僕が君を好きなことは変わらない」という深い愛が表現されています。
ここまで深い愛だと、ちょっと怖さも感じられますが、そこはHey!Say!JUMPの持ち味でもある爽やかさが働いて不快感を無くしていますね。