それではそんな「若者たち」の歌詞に迫っていきましょう。
君の行く道は 果てしなく遠い
だのになぜ 歯をくいしばり
君は行くのか そんなにしてまで
出典: https://twitter.com/sayasumika/status/916674867537133569
まずは導入部分です。
人生は長く、終わりが見えないものです。
それを「道」に例えて、終着点までをイメージするフレーズから始まっていきます。
また「だのに」という言葉は今ではあまり使われませんが、「なのに」と同じ用法で用いられます。
前の言葉に対して、それに反した内容を続けていく言葉で、「果てしなく遠いけれど」という意味で使用されているのではないでしょうか。
そして、「なぜ」と続き、苦しくても終わりが見えなくてもなぜ進んでいくのかという疑問が投げかけられます。
君のあの人は 今はもういない
だのになぜ なにを探して
君は行くのか あてもないのに
出典: https://twitter.com/sayasumika/status/916674867537133569
さらに「君のあの人は 今はもういない」と悲しいフレーズが続いていきます。
これは両親を亡くし、5人兄弟で生きていくこととなったドラマの内容に沿っているのではないでしょうか。
そして、また「だのに」が続きます。
それでも、ナビもコンパスもないこの人生を、何かを探しながら生きていくのはなぜという疑問がさらに投げかけられます。
君の行く道は 希望へと続く
空にまた 陽がのぼるとき
若者はまた 歩きはじめる
出典: https://twitter.com/kasyu_naritai/status/920228496382640130
ここでキーワードになるのは「希望」という言葉です。
苦しくても進んでいくのは「希望」を目指しているからであり、「希望」を探しながら生きているのです。
そうやって疑問の続いた2つのセクションに答えを返すような歌詞がここで登場します。
そして、その問いが「若者」に向けてであったことも分かります。
空にまた 陽がのぼるとき
若者はまた 歩きはじめる
出典: https://twitter.com/sayasumika/status/916674971081908224
そして、最後は歌詞が繰り返されます。
人生という道を進んでいく中では暗い夜も、雨の降る日もあるでしょう。
しかし、必ず陽はまた昇ります。
どんな夜も、日も乗り越えて、明るい希望に向かって進んでいくのです。
そうやって若者に希望を与える歌詞で締めくくられます。
まとめ
いかがでしたか?
「若者たち」の歌詞は短いながらも、強い想いがぎゅっと詰まった若者への応援歌になっていました。
普段はおちゃめで、その親しみやい人柄や雰囲気の森山直太朗ですが、歌い手として顔はやはりプロであり、その歌の力は多くの人の心に突き刺さります。
長い間愛されてきた楽曲が、そんな森山直太朗というフィルターを通して現代のリスナーの耳に届くことで、改めて「社会」というものに目がいくようになったのではないでしょうか。
そんな「若者たち」、ぜひ聴いてみてください。
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