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2018年06月12日更新

【春が終わる前に/Halo at四畳半】物語のような世界観の歌詞を徹底解釈!!収録アルバム情報あり

今話題の四人組ロックバンド「Halo at 四畳半」が歌う「春が終わる前に」。圧倒的演奏力と歌唱力を引き立てる、エモーショナルな歌詞を徹底解釈します!

春が終わる前に

Halo at 四畳半がリリースした2枚目のミニアルバム「innocentpia」に収録されている「春が終わる前に」。


優しいメロディの裏にある激しさは、まるでくすぶる炎が歌うにつれて猛々しく燃え上がるかのようなイメージが浮かび上がります。


数ある彼らの楽曲の中でも「春が終わる前に」は代表曲といっても過言ではないでしょう。


この曲を聴いてファンになった方も多いはずです。

アルバム情報

先程も述べましたが、この曲は2ndミニアルバム「innocentpia」に収録されています。


この他にも7曲収録されており、どの曲もHalo at 四畳半の世界観、つまりは物語のような楽曲達ばかりです。

1.ep
2.春が終わる前に
3.飛行船
4.ペイパームーン
5.海鳴りのうた
6.トロイメライ
7.アストレイ
8.怪獣とまぼろしの国

出典: innocentpia/Halo at 四畳半

MV

彼らが出している曲の中で二つだけMVが作られたのですが、その内の一つがこの曲です。


登場人物は、Halo at 四畳半達と一人の少女。


演奏風景などを観る限り、サビ前のBメロで着火し、サビになったとたん花火の如く弾け飛ぶようですね。


ここで軽く解釈を交えるとするならば、登場する少女が鬱屈した毎日に終わりを告げたいのではないでしょうか

圧倒的世界観を構築した歌詞

それでは歌詞解釈に移っていきたいと思います!


MVの時にも述べましたが、歌詞ともなぞらえると「春が終わる前に」というタイトルの物語には、一人の少女と「僕ら」が登場します。


「春」というのは多くの人にとって新しい生活、人生の始まりとも言える季節です。


ただ、この曲に関しましては、春が来る前の過去の話をしているのかもしれません


その過去がどういうものなのかはまだ分かりませんが、春に続く「終わる前に」というタイトルから鑑みると新生活が馴染む前に何かを成し遂げたいのでしょう。


そんな少年少女達の想いが隠されたこの哲学的な歌詞をこれから紐解きます

いきなり重々しい展開

春を売った少女は鉄塔の陰になった
空を飛びたいんだと嬉しそうに話していた
僕らの抱えていた幾つかの苦悩は
その日から姿を眩ました

出典: 春が終わる前に/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

全て過去形で書かれている「春が終わる前に」の序文。


鉄塔という巨大な建造物でありながらその陰となった少女。そこには、「光と陰」が展開されています。


誰もが鉄塔を見ると上を見るでしょう。下には目もくれません。つまり、「陰」は見ないのです。


最初のセンテンスを見るからに、少女は孤独のようですね。


それも、周りを雁字搦めにされて動き出せないような自由の無い孤独


春を売ったというのも、新生活を諦めたということに言い換えることが出来ます。


そして、「僕ら」の存在。


どう見ても少女と関係している人物なのは明らかですよね。


「少女」「孤独」「僕ら」


この三つだけで少女に何があったかは大体読み解けますね。


察するに、この物語の世界観は学校での「いじめがテーマなのかもしれません。


それを念頭に置いて続きの解釈を行っていきます。

皮肉でしかない青春

許されない心の鈍い痛みを
青春だなんて名前で誇らしげに
呼んだのは誰だ

出典: 春が終わる前に/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

「青春」を皮肉気に謳うこの部分。


いじめという観点から考えると、許されないほどの痛みというのは「当事者」か「傍観者」でしょう。


少なくとも一人の「少女」の生活を狂わせているのは確かです。


「青春=いじめ」なんだとするならば、これほど皮肉なことはありませんよね。

押し寄せる後悔の波

生まれ落ちた瞬間に
罪を背負った僕らの抵抗
救いの舟はもう来ないと知っていた
春になって僕は捜している あなたの陰を
いつの日かまた逢いに行くよ

出典: 春が終わる前に/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

1番のサビとなるこの部分。


ここで「僕ら」から「僕」へと視点が移りました。


ネタ的に言うと「生まれてきてごめんなさい」なのでしょうが、そういう意味ではなさそうですね。


ただ、それほどの事をしたのは事実でしょう。


その事に後悔はしていますが、それは誰かに助けてもらうものではありません。


「僕」自身で解決するものです


そして、これまで過去形だったものが「春になって」からはずっと現在形で語られています


つまり新生活が訪れる度に「少女」の姿を探そうとしているのかもしれません。


そして、その「少女」を見つけるという名の願望を叶えるまでそれはずっと続きます。


ここまでするということは、「僕」にとって「少女」は大切な存在なのかもしれません。

優しい世界

傷を負って生きていく事すら
罰を受けている様で
ある日 ありもしないけど
架空の世界を作った
僕らは明くる日も迎えの船を待っては
時間ばかりを食べ散らかしていた

出典: 春が終わる前に/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

いなくなってしまった大切な人(少女)。


その原因の一つが自分にあるとして生きていることすら罪深いと感じている「僕」。


いままでの「僕ら」は「僕とその他」だったと思いますが、ここでは「僕と少女」です。


だからこそ、大切な人が傍にいるという世界を妄想しているのでしょう。


そこではただひたすら、二人の何気ないやり取りが繰り広げられています。

想いの叫び

行き場のない心が咽び泣いて言う
「ここではないどこかへ逃がして欲しい
春が終わる前に」

出典: 春が終わる前に/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

ここでようやくタイトル回収となりましたね。


空想と現実の世界を繰り返し見たことによって「僕」の心が荒み始めました。


そして、「春が終わる=新生活に馴染む」ということだとすると、「少女」の存在が新生活にいない事実を馴染ませたくないのでしょう。


だからこそ、そんな現実が馴染む前に逃げ出したいのです。

ずっと残り続ける苦い記憶

少女の飛ぼうとした空へと
抑え込んでた思いが放たれていく
さよなら ごめんな また逢えるだろうか
忘れやしないさ いつかの青春を

出典: 春が終わる前に/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

この部分は、あまり解釈しすぎるのは蛇足になってしまうでしょう。


これまで辿ってきた「僕」の想いがここには込められています。


そして、それが自然と自由な空へと流れ込んでいきました。

ずっと想う気持ち

生まれ落ちた瞬間に
この未来も決まったろうか
誰の呼ぶ声も聞こえないふりをした
春が散って季節は繰り返す
あなたを今も

出典: 春が終わる前に/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

「少女」をひたすらに想い続ける「僕」の気持ちが描かれています。


誰の声にも耳を貸さず、「少女」と再び逢える日を待ち望む「僕」。


その姿は「少女」に届くのでしょうか…?

背負う覚悟

生まれ落ちた瞬間に
罪を背負った僕らの抵抗
救いの舟はもう来ないと知っていた
春を待って僕は捜している あなたの陰を
もう二度と離してしまわぬように
いつの日か また逢いに行くよ
誓いを背負って

出典: 春が終わる前に/作詞:渡井翔太 作曲:渡井翔太

1番のサビの部分とほぼ同じですが、二つほど想いが付け足されています。


誓いというのは、「少女」を絶対に一人にしないというものでしょう。


罪の意識とともにその誓いを「僕」は背負ったのです。


この曲はここで終わりを告げる為、「少女」と「僕」はどうなったのかは分かりませんが、「僕」の心には自信を持って「少女」に逢うという覚悟が芽生えています


それはきっと、良いものとなる筈です。

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ロック系・和楽器系が好きなライター見習い。
全力で、情報をお届けしたいと思っています。

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