この曲は、当時イギリスのクラブシーンで流行していた2ステップを利用して構成されており、これは当時の日本ではまるで流行していなかったものでした。
だからこそリスナーには新鮮であり、日本語と英語のミックスリリックも相まって、かなり洗練された印象を受けます。
この曲のヒットにより、m-floは全国区の知名度を獲得したのです。
カバー
歌詞
it's Friday I want to play, on Saturday don't want to stay,
出典: come again/作詞:m-flo 作曲:m-flo
金曜日は遊びたいし、土曜にじっといてるのは嫌なの
at home thinking of you so let me party all night long,
出典: come again/作詞:m-flo 作曲:m-flo
家にいると一晩中遊んでるあなたのことばっかり考えちゃうから
Woo なんども 着信のチェックしてみても you won't appear
Woo こっちからかけてもいいけど my pride gets in the way
出典: come again/作詞:m-flo 作曲:m-flo
着信をチェックしても全然かかってこないし、こっちからかけるのはなんか癪。
そう思うのは、彼が遊び人だって知っているからです。
わたしなしでも楽しめる男性って、好きでいるのしんどいですもんね。
my friends keep telling me you ain't good for me like "あんなやつほっときな"
"Girl there's so much to see" 良い人に出会うチャンスはあるし
出典: come again/作詞:m-flo 作曲:m-flo
そんな彼女に友達は言ってくれます。
彼だけが男じゃないし、もっと良いひとに会えるチャンスなんていっぱいあるんだよって。
愛してくれない人を好きでいるより、楽しい夜に繰り出したほうがずっとハッピーでいられるよ。
そんなメッセージソングなのです。
金曜日のスカラに君を忘れに 踊り明かすよ 今夜 I'll sing you this song 届くように
切ないメロディーに涙しないようにクールにね 踊り続けさせて
ねぇ DJ won't you come again フロアーをもっと熱く 響かせて
Yeah 朝までまわし続けて 帰りたくないから止めないで
出典: come again/作詞:m-flo 作曲:m-flo
「スカラ」とは、当時のLISA行きつけのクラブ。
彼を忘れたくて繰り出した遊び場で、DJにノリのいい音楽をオーダーします。
“won't you come again”わたしのこと帰さないで、なんて、情熱的な愛のセリフみたいですね。
Woo こんなに 待ってても君にdissされるし
Woo つまらない関係ならば why don't you let me go
出典: come again/作詞:m-flo 作曲:m-flo
dissされる、このフレーズ見てびっくりしました。
いまでこそ「ディスる」なんてよく使いますけど、当時はそんな言葉なかったですからね。
最先端!
英語のスラングもヒップホッパー発信なことはよくあるし、日本でも若者言葉の流行を聞きたければヒップホップを聴くとよさげ。
ちなみに意味は「悪口を言う」、語源はdisrespect(否定する、侮蔑する、見下す)です。
diss一語でも人をこき下ろす、なんて意味があります。
My friends keep telling me I should find someone つめたくなくて 優しい
a special one who'd treat you respectfully だってそれが普通だし
出典: come again/作詞:m-flo 作曲:m-flo
友達は、冷たくなくて優しい男を探しなよ、と彼女にアドバイスしてきました。
(ってことは、彼は冷たくて不親切なひとなんでしょうね。)
あなたのことをちゃんと尊重してくれるスペシャルなひと、そういう人を探すのが普通の恋でしょ?なんて。
冷たい彼でも、好きでいる主人公にはこたえる言葉ですね。