ゆったりとしたメロディーに癒される!!

【サザンオールスターズ/忘れられた BIG WAVE】歌詞を和訳付きで解説!10年前に何があった?!の画像

聞いた瞬間に海がイメージできるゆったりとしたメロディー。

一瞬で虜になってしまうのがサザンオールスターズの「忘れられた BIG WAVE」です。

「忘れられた BIG WAVE」は1990年の1月にリリースされたアルバムの中の1曲です。

ゆったりとしたメロディーに、歌詞を知らなくても海を連想できてしまうのがすごいところ。

この曲を聴いた瞬間の衝撃はものすごいものでした。

やっぱりサザンってすごいなと感じる人もきっと多いでしょう。

サザンの素晴らしさを実感できる曲となっています。

今回は、そんなサザンの忘れられない名曲「忘れられた BIG WAVE」について詳しく解説していきます。

リクルート会社B-ingのCMソング

CMで流れるこの曲の存在感が非常に高いので、見る人が「この曲は何?」と気になるはずです。

実はバックで流れるこの曲が「忘れられた BIG WAVE」

リクルート会社B-ingのCMソングですが、桑田佳祐さんもCMに出演しています。

きっと当時このCMを見ていた視聴者は「何だこの曲は!?」とテレビを二度見してしまったことでしょうね。

伸びやかでゆっくりしているのですが、本物感が漂っていてとてもインパクトのある曲だと思います。

アカペラ?誰が歌ってるの?

この曲は、楽器を使っていないアカペラ演奏です。

パチパチ聞こえる音は、いわゆる指パッチンで、楽器は一切使用されていません。

でも、複数の人物が歌っているように聞こえますが、一体誰が歌っているのでしょうか?

実はこの曲は、桑田佳祐さんが1人で歌っているのです。

桑田佳祐さんの声を何十かに重ね合わせて作られたものだそう。

だから桑田佳祐さんの歌声が存分に堪能できるんです。

サザンのアカペラ曲はあまり聴くことができないので、貴重ですね!

サザン10周年を記念する歌!?

【サザンオールスターズ/忘れられた BIG WAVE】歌詞を和訳付きで解説!10年前に何があった?!の画像

「忘れられた BIG WAVE」が収録されているアルバム「Southern All Stars」がリリースされたのは1990年です。

サザンがメジャーデビューしたのは1978年。

そして「いとしのエリー」がヒットしたのが1979年。

そう考えると「忘れられた BIG WAVE」ができたのはデビューから約10年たった頃。

歌詞の「あれから10年も~」という歌い出しは、もしかしたらサザンとして歩んできた10年のことを意味しているのかもしれません。

それでは、そんなことも頭に入れながら歌詞の意味を解釈していきたいと思います。

素晴らしい曲の歌詞には一体どんな想いが込められているのでしょうか?

和訳付きの歌詞をご紹介

デビュー当時の思い出を綴っているのでは?

【サザンオールスターズ/忘れられた BIG WAVE】歌詞を和訳付きで解説!10年前に何があった?!の画像

あれから10年も 忘れられた Big wave
遠くに揺れてる あの日の夢

出典: 忘れられた BIG WAVE/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

10年前のBig wave、つまり大きな波は一体何を表しているのでしょうか?

10年前に何があったのか気になりますね。

最初ははかない恋のことかな?と思いました。

しかしサザンのメジャーデビューから約10年ということを考えると、他の解釈をした方が自然なのかもしれません。

もしかしたら、サザンオールスターズとしてメジャーデビューした頃について歌っているのかもしれません

ビッグウェーブはサザンを乗せた大きな波。

夢を追いかけていたあの頃。目の前には大きな波のようなチャンスが待っていた。

1つの解釈ですが、これはその頃の思い出を綴ったものなのかもしれませんね。

何を書きたかったのか?

渚に立てば 二人だけの Big wave
心に浮かんだ 大切な Love affair

出典: 忘れられた BIG WAVE/作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐

ここでは恋愛関係にある2人の姿が想像できます。

そしてここで気になるワードが登場します。「Love affair」とは不倫のこと。

まさにサザンらしい歌詞といってしまえばそれまでですが、この曲は本当に不倫について歌ったものなのでしょうか?

ここは、そのまま10年前の不倫について歌っているという解釈もあります。

しかし不倫というのは心の不倫、つまり大きな波が来ているのに他のことに気が移りそうになることを意味しているとも考えられます。

10年前の不倫について書いているとストレートに解釈することもできますが、実際にそういう経験をしていないと書けないような歌詞だと感じます。

では本当は何を書きたかったのか?

あのときにやりたかったことを不倫に例えて書いていると考えることもできます。

作詞した桑田佳祐さんが実際に何を考えて書いたのかは分かりませんが、そのような解釈もできるのです。