母親がくれた言葉はとてもシンプルなものでしたが、その一言のおかげで主人公は前を向くことができました。
夢を叶えるのも、夢を諦めるのも、全部自分が好きに決めるべきなのだと思った主人公。
周りがどんなに応援しようが、逆にどんなに否定しようが、最終的な答えを出せるのは自分しかいない。
そのことに気づいてから、主人公はさらに強くなることができたようです。
きっと主人公自身の手で将来を決めてほしかったから、母親も余計な口出しはしなかったのでしょうね。
明日へと歩き出した主人公
(※)導きたる 明日への光 散り散りに舞う夢 手の平に
一日を告げる朝 静かな夜はどこへ?
人は歩むよまた それぞれの夢求めて
出典: SP Thanx/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
母親のおかげで元気を取り戻した主人公は、希望の光が満ちている未来へとまた進みだしたのでしょう。
今はまだ、パズルのピースのようなバラバラな夢の欠片を持っているだけの主人公。
それでも足を踏み出して歩き続けていれば、いつか夢を実現させることができるのだと信じています。
夢を追う中で挫折を味わう人はきっとたくさんいると思います。
しかし、挫折を味わっている時に、この歌詞に登場する母親のような存在がいてくれたら、とても心強いですね。
2番~ラストの歌詞
人間の悩みなんてちっぽけなもの
花も木も人も風も海も 1つの円の中で共に過ごしてる
花も木も人も風も海も 1つの円の中で共に過ごしてます
出典: SP Thanx/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
1つの円とは、この地球のことを指しているのでしょう。
花のような小さい存在から、海のように果てしなく大きい存在まで、さまざまなものを乗せて地球は回っています。
地球規模で見た時に人間なんてとてもちっぽけな存在で、そう考えると自分が抱えている悩みもちっぽけに思えてくる…。
そんなメッセージが込められているように感じられます。
支えてくれている人たちのことも忘れないで!
「目指すあの場所イコールゴール」 それゆえ見落とすモノも多く
立ち止って周り見渡してよ すると大事なモノに気づいたよ
出典: SP Thanx/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
夢を叶えることだけに必死になりすぎると、周りの大事な人たちのありがたみをつい忘れてしまいがちです。
もちろん、夢を叶えるために色々と計画を練ったり、努力を重ねることは大事でしょう。
しかし、夢を追うことができる環境にいられるのも、周りの人の支えのおかげなのではないでしょうか。
感謝を告げる主人公
もらった愛の数は底無し 心からアリガトウ 親 友達
この場所に立ててるのってやっぱり 2本の足+みんなのあと押し
出典: SP Thanx/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
この歌詞の主人公は夢を追う中で、周りの人にたくさん支えられてきました。
親や友達、応援して後押ししてくれる仲間たち。
そんな周りの人たちへ感謝の気持ちを改めて述べています。
みんなの応援があったから。
そして、2本の足で立って動ける健康的なからだがあったから、夢へと近づくことができたと感じているのでしょう。
夢がないのは悪いことではない!
夢アルからって別に偉かないよ 夢ナイからって別にアセンナヨ
今日の一歩が景色を変え そして作られてくんだよ 未来なんて
出典: SP Thanx/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
主人公の場合は、夢を追うことを選びました。
でも、夢を諦めたり、夢がまだ見つかっていない状態だったとしても、別に恥ずかしいことではありません。
前を向いて焦らず模索していけば、そのうち自分が何を目指すべきなのか、自ずと見えてきます。
夢は無理に作るものではなく、前向きに生きていくなかで自然と見つかるものなのです。
だから、この歌詞を読んで「私はこの主人公と違って夢がないからダメなのかな…」と落ち込む必要はありません。