「DOLLS」について

【DOLLS/Janne Da Arc】歌詞が実話って本当?真剣に意味を考えてみる!ギターコードありの画像

「DOLLS」衝撃のプライス!

「DOLLS」は「Janne Da Arc」の19枚目のシングル曲です。

イントロのギターやサビのメロディーがとても切なく、活動を停止した現在でも人気曲の一つといえるでしょう。

このシングルは、サンキューセールスと題されて390円で発売されました。

よかったのでしょうか?こんな良い曲こんなに安くして…。

yasuも「エイベックスの儲けはほとんどない。」と冗談なのか本当なのかわからないようなことを言ってました。

音楽配信で一曲250円の時代になったことを考えると、先進的な企画だったのかもしれません(プレス代が辛いところでしょうか?)。

タイトルについては、「別れた男女二人が大切なものを失って人形の様になってしまった」ところから「DOLLS」としたそうです。

メジャーデビュー5周年を記念しての3週連続リリースの第一弾ですが、続く「ROMANC∃」や「BLACK JACK」とは歌詞の毛色が違いすぎて面白いですね。

【DOLLS/Janne Da Arc】歌詞が実話って本当?真剣に意味を考えてみる!ギターコードありの画像

アルバム「ARCADIA」にも収録!

「DOLLS」は、「ARCADIA」、「SINGLES2」でも聞くことができます。

アルバム「ARCADIA」には、シングル曲「FREEDOM」「Kiss Me」「ROMANC∃」「BLACK JACK」も収録されており、「Janne Da Arc」史上初めて10万枚を突破しました。

秀曲揃いの良いアルバムなのでこれから「Janne Da Arc」を聞きたいという方にもオススメです。

歌詞の意味を真剣に考えてみる!

【DOLLS/Janne Da Arc】歌詞が実話って本当?真剣に意味を考えてみる!ギターコードありの画像

実話が元になっているって本当?!

ボーカルのyasuが自身の体験を元に歌詞が書をかいたとコメントしています。

長く付き合った後に捨てられるように別れたという噂もあり、実は男女の立場が逆転して描かれているとのことです。

歌詞の意味を真剣に考えて見る!

恋しくて 想い出辿る様に
一人きり たたずむ浜辺
淋しくて 涙が溢れて
波音だけ騒いでた

出典: DOLLS/作詞:yasu 作曲:yasu

二人で来たことのある浜辺なのでしょうか、今はただ一人で想い出を巡っていると自然に涙が出て来てしまいます。

はしゃいだ想い出もいまは虚しく、ただ波の音だけが騒いでいるかのように聞こえて来ます。

「私じゃダメなの?」
「もう好きじゃないの?」強い君が震えてた
「2度と逢えないの?」
「なにも言わないの?」君は涙こらえながら
「どこも行かないで…」
「ひとりにしないで…」しがみついて君が泣いた
君を見れなくて
息も出来なくて大切なモノ気づかずに…

出典: DOLLS/作詞:yasu 作曲:yasu

男女逆になっているとすると、震えていたのも、涙をこらえていたのも自分ということになります。

大切なモノに気づかなかった、君を見れなかったのは相手ということです。

「君を見れなくて」というのは実際に言われたのでしょうか。

「大切なモノに気付かなかった」と相手が思っていて欲しいと考えているのだと思います。

ここは強がりというか、切ないですね。

忘れない 君を抱き締めたら
ささやかな 愛を感じた
KISSの時 テレて笑うから
強くもう一度抱きしめた

出典: DOLLS/作詞:yasu 作曲:yasu

この部分はもしかしたら、男女が逆転していない箇所なのかもしれませんね。

KISSの時に照れて笑うのは女性の方が多い気がしますし、強くもう一度抱きしめるのは男性的な気がします(頭がごちゃごちゃしてしまいます)。

初めて悲しいKISSをした
「立ち止まらないで…」
「振り返らないで…」泣きながら君が笑った
砂浜に書いた
二人の名前は 静かに波にさらわれた…

出典: DOLLS/作詞:yasu 作曲:yasu

前項目と被りますが、「立ち止まらないで」「振り返らないで」「泣きながら君が笑った」のも、逆転していない可能性が高いと思います。

別れの間際に最後の笑顔を見せて記憶に残ろうとする余裕というか小狡さは男性らしくないですよね。

相手の幸せを願ってならわかりますが、全体の文脈にその余裕は見出せないような気がします。

そうであれば、彼女(実際の)にとっても辛い別れだったのでしょう。

三角関係に敗れてしまったのは明白ですが、もしかしたらいけない関係だったのかもしれないとも受け取れます。

何れにしても、悲しくてもKISSができるくらいなので、大嫌い!絶交!という感じではなさそうです。

「砂浜に書いたふたりの名前は静かに波にさらわれた」というのは、ふたりの関係が終わることの比喩と捉えられます。

実に淋しい情景ですね…。