「文化祭一緒に回ろう?」

勢いで聞いた

「休憩中どうせ一人だろ」


『彼氏面するのやめてよ』

嫌いじゃないけど・・・

『置いていくよ!一緒に行くんでしょ?』

出典: 大嫌いなはずだった。/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks

学生の一大イベント文化祭を一緒に回る、それはカップルがすることでもあります。

もちろん友達同士でも回ることはありますが、多感な時期に男女2人だけというのは噂話が好きな人たちにとっては格好の標的。

嬉しい気持ちもありつつ、照れてしまう雛は「彼氏面やめてよ」とつい突き放してしまうのです。

二人を噂話 笑う声

『苦手だな、冷やかされるの』

僕はイタズラに手を繋いだ

出典: 大嫌いなはずだった。/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks

そんな雛の様子を見て、虎太郎は逆に雛の手を取ります。

噂話が好きなら勝手にしておけばいいし、それを逆手に取ってやろうじゃないかという虎太郎の好奇心とイタズラ心を感じますね。

どんな辛い時も笑顔にさせてやるって

やっぱり君は「笑顔が似合う」って事だよ

『そんなの分かってる』強がりの言葉だった

本当はありがとう伝えたかったごめんね

『意地張ってごめんね・・・』

出典: 大嫌いなはずだった。/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks

どんな辛いことがあっても、俺が笑顔にさせてやるよと虎太郎は雛の手を取って走り出します。

「やっぱり笑顔が似合う」と言われて、また雛はつい「そんなの分かってる」と言ってしまいます。

本当はありがとうと言いたかったのに、口から出る言葉はいつだって逆のことばかり。

でもそんな雛のことを虎太郎は理解しているのでしょう。

意地を張っている雛の姿すら、虎太郎にとっては好きな人の姿なのでしょうし。

ずっと変わらず君のことが好き

友達からは"諦めなよ"と笑われた

「生憎諦めは悪いほうだ」

出典: 大嫌いなはずだった。/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks

友達からは諦めたら?と言われる。

けれど、諦めは生憎悪い方だって自分でも自覚している。

虎太郎が諦めなよと言われている理由は、次の歌詞で明かされます。

「今夜」『今夜?』

「会える?」『いいよ』

「聞いて」『なあに?』

「話」『聞くよ』

〝好きな人はいますか?〟

遮って君がいう僕の気持ち見透かして

『私好きな人がいるの、ずっと好きなの』

出典: 大嫌いなはずだった。/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks

意を決して告白することを選んだ虎太郎。

しかし、実は雛にはずっと前から片思いしている相手がいるのです。

しかもその相手は先輩であり、先輩を追いかけて高校まで同じにしてしまったというほどべた惚れなのです。

虎太郎の気持ちを先読みして、遮るように「好きな人がいる」と告げる雛。

2人の関係はここで終わってしまうのかと思いきや、実はまだまだ続きがあるのです。

気まずい顔してる君が逃げる

『何でかな、胸がチクチク…』

君を追いかけて叫んでいた

ずっと変わらないよ誰かを好きでいても

やっぱり好きなんだ大好きだこれからも

あなたの真っ直ぐが大嫌いなはずだった

『私のヒーローなんだ!』

目が合って気づいた

胸がキュンと鳴いた

…意識しちゃった。

出典: 大嫌いなはずだった。/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks

告白を断ってしまったために、雛は虎太郎に対して気まずい気持ちを持ってしまいます。

避けてしまうことも増え、その度に胸がチクチク痛む雛。

その理由もわからないままに、雛は先輩に告白し振られてしまいます。

そんな雛を間近で見ていた虎太郎は、「ずっと変わらず大好きだよ」と告げるのです

気まずくてしばらく顔を見ていなかった虎太郎の目を見て、雛は意識してしまったことをついに自覚します。

今まではキュンとしていたレベルでしたが、今回はもう意識したことを自分で自覚しています。

先輩とのストーリーはここで終わりましたが、2人のストーリーはここから始まるのでしょう。

乃木坂46のメンバーが歌う曲は、2人の始まりの物語

「大嫌いなはずだった。」は乃木坂46とコラボしたことで話題になった楽曲です。

ハニワは今作を切ないようなエンディングテーマとしてではなく、ここから何かが始まるような曲を目指して作ったとコメントしています。

実際に雛と虎太郎のストーリーはこの曲から始まっています。

さゆりんごや真夏をはじめとしたメンバーたちの透き通る歌声と共に、雛と虎太郎2人のストーリーも楽しんでくださいね。

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