アルバム「REFLECTION」に収録
「シニカル」な男性が主人公
今回紹介する曲は、Mr.Childrenのアルバム「REFLECTION」に収録されている『運命』。
『運命』を聞いたことのない方。
このタイトルを耳にしてどういう印象を持ちましたか?
「運命」にも色々なバリエーションがあると思います。
「幼少期に近親者を亡くす」運命や、「お互い一目ぼれで付き合い、結婚する」運命など。
それは人によって千差万別だと思います。
Mr.Childrenの『運命』は、恋愛にシニカルな男性が主人公。
「恋愛なんて...別にしなくてもいいよ」というタイプの、多少冷めたタイプの男性です。
その主人公が、ある女性と運命的な出会いをします。
はたして主人公の心はその女性と出会ったことで、どのように変わっていくのでしょうか?
『運命』を聞いてみよう
初期ミスチルを彷彿させるナンバー
動画の前半は桜井さんのMCです。
ゴリゴリに観客を煽るのではなく、問いかけるような優しいMC。
桜井さんの人柄が分かるMCですね。
演奏は3:59秒あたりからはじまります。
まず気になるところはイントロ。
イントロにオルガンが入っています。
オルガンのフレーズはキャッチ―で、まるで初期のMr.Childrenを彷彿とさせます。
ただ、コード進行はありきたりなものではなく、オリジナリティーあふれるコード進行になっています。
少し長めのイントロが終わり、桜井さんのボーカルが入ります。
歌メロもキャッチ―。
「ミスチルはバリエーション豊かな曲を作るな~」と感心します。
歌詞とサウンド、両方のコンセプトがハッキリしているのも、桜井さんが作る楽曲の特徴ですね!
さて、桜井さんが影響を受けたアーティストは、どのようなアーティストなのでしょうか?
エルヴィス・コステロに影響を受けた曲
『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』はエルヴィス・コステロの歌い方を参考にした!
ここで少し脱線します(笑)
Mr.Childrenのバリエーション豊かな楽曲のことを前述しました。
皆さん、桜井さんが誰に影響を受けて楽曲を作っているのか、気になりませんか?
一つ例を挙げます。
1995年に発売され大ヒットした『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』。
この曲の歌い方は桜井さんいわく、エルヴィス・コステロを参考にしたそうです。
わざと鼻にかかった声で歌っていますが、確かにエルヴィス・コステロの歌い方に似ています。
特に初期のエルヴィス・コステロです。
楽曲が持つバリエーションの豊かさはビートルズから!
ビートルズはアイディアの宝庫
他に、Mr.Childrenの魅力といえば、創造力あふれる楽曲です。
ヘヴィーメタルからバラードまで、さまざまなジャンルを演奏する彼ら。
メンバーそれぞれ、影響を受けたアーティストはバラバラです。
それでも一つだけ、メンバー全員一致して影響を受けたアーティストがいます。
それはビートルズです。
皆さんご存知の通り、ビートルズは20世紀最大のロック・バンドです。
彼らの曲を聞いたことがない方でも『イエスタデイ』や『レット・イット・ビー』はご存知かと思います。
学校の教科書に載るほど知名度を獲得した彼ら。
バリエーション豊かな楽曲は、解散から40年以上経った今でも色褪せません。
Mr.Childrenが影響を受けた曲は...。
影響を受けた曲というより、バンドの存在に影響を受けていると思います。
下にオススメ曲の動画をアップしておきますので、ぜひご覧ください。