湘南乃風【白詰草】とは

12thシングル【炎天夏】カップリング曲

湘南乃風【白詰草】歌詞の意味を徹底解説!雑草という名の草はない?自分だけのストーリーを咲かせよう!の画像

今回ご紹介する楽曲湘南乃風の【白詰草】

12thシングル【炎天夏】のカップリング曲でありながら強い存在感を残す1曲です。

【白詰草】の別名はクローバー

この楽曲のタイトルもそのまま「シロツメクサ」と読むのではなく、「クローバー」と読みます。

テレビ東京系ドラマ『クローバー』エンディングテーマ

湘南乃風【白詰草】歌詞の意味を徹底解説!雑草という名の草はない?自分だけのストーリーを咲かせよう!の画像

【白詰草】は漫画原作のテレビドラマ『クローバー』のエンディングテーマでした。

主演は賀来賢人、三浦貴大、鈴之助、青柳翔とヒロインの有村架純。

この5人を中心に個性豊かなキャストに彩られた作品です。

それぞれがイメージを一新し、原作のビジュアルやキャラ設定を忠実に再現したことも話題となりました。

『クローバー』は平川哲弘による日本の漫画作品、及びそれを原作とするテレビドラマ。友情や絆や釣りをテーマに、不良少年たちの熱い青春を描く群像劇である。

2012年4月13日から6月29日までテレビ東京系列の『ドラマ24』(金曜 24:12 - 24:53)において放送された(全12回)。
キャッチコピーは「バカヤロウ残すんだよ! オレたちはずっと友達だって証を。」

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/クローバー_(平川哲弘の漫画)#テレビドラマ

【白詰草】の持つ明るいひたむきなイメージは物語に重なるように耳に届きます。

ドラマの中で不器用ながらも熱い友情の証となっていたのが「クローバー」です。

「クローバー」に込められた想い

湘南乃風【白詰草】歌詞の意味を徹底解説!雑草という名の草はない?自分だけのストーリーを咲かせよう!の画像

「クローバー」と聞くと四葉のクローバーがすぐ連想されます。

幼い日に四葉のクローバーを探した記憶が残っている方も多いことでしょう。

幸運の象徴として有名な四葉のクローバーはこの楽曲のテーマではありません。

あまりスポットライトを浴びることのない普通のクローバーが【白詰草】の主役です。

踏みつけられたって枯れるな倒れるな
You're the only one 雑草という名の草は無い
ほったらかされたって腐るな 忘れるな
青臭く派手に咲く
Go! Grow up Clover!

出典: 白詰草/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,BLOOD-I

ひっそりと白くて丸い小さな花を咲かせる【白詰草】。

この名前はオランダからのガラス製品の輸入に際し、クローバーをクッション材として詰め物に使っていたことに由来します。

あくまでも主役になることはない草花。

それは「雑草」と呼ばれ草原の中でも埋もれてしまいそうな存在でもあります。

楽曲の中の【白詰草】にはどんな意味や想いがこめられているのでしょう。

また“雑草という名の花は無い”と歌われる理由はなんでしょうか。

歌詞の意味をみていきましょう。

特別ではない自分

野球部の4番のキャプテンのあいつ見て
悪口を言ってる最低のオレがいた
ケチをつけて てめぇを上げたいのか?
それとも実力であいつに勝ちたいのか?

出典: 白詰草/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,BLOOD-I

思い起こすのはほろ苦い青春の一ページ。

描かれているのは野球部でのエピソードです。

自分が選ばれなかったことで生まれた妬み嫉みは悪口に形を変えてしまいます。

誰しも経験したことがある感情ではないでしょうか。

相手を批評することで自分のほうが立場が上だと虚勢を張っているようにも覗えます。

自分が正当に評価されなかったと感じてひねくれることもあるでしょう。

努力を重ね真っすぐ相手に立ち向かうことから逃げてしまう一面も捉えることができます。

本当に勝ちたいのならそうすべきことはわかっていても悪態をついてしまう。

そんな自分が最低で情けないことはなによりも自分自身が一番感じているのです。

ありのままの自分で

はき違えるな オマエは特別じゃない
特別になろうとするオマエに価値がある
何もできないと自分を見下すな
ありのままの自分を抱きしめろ

出典: 白詰草/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,BLOOD-I