1988年発表の記念すべきデビューアルバムの1曲目に収録されたのがこの「ファイティングマン」です。
強烈なギターリフのイントロから、宮本のボーカルが出てくる瞬間のインパクトは今でも新鮮です。
当時の音楽ファンはこのイントロ一発で、とてつもなく大きなスケールの新人バンドの登場を感じたのです。
今でもライブのラストやアンコールで演奏されることも多い人気曲です。
30周年記念のベストアルバムに『THE FIGHTING MAN』と名付けていることからも、エレカシにとってこの曲がいかに大きい意味を持っているかがわかります。
黒いバラとりはらい 白い風流しこむ oh yeah
悪い奴らけちらし 本当の自由取り戻すのさ
oh ファイティングマン yeah 正義を気取るのさ
oh ファイティングマン yeah oh yeah
出典: ファイティングマン/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
2位:今宵の月のように
アルバム『明日に向かって走れー月夜の歌ー』に収録されています。
フジテレビ系のドラマ「月の輝く夜だから」の主題歌として起用されました。
徐々にチャートを駆け上がり、エレカシにとって初のオリコントップ10ヒットとなりました。
現在まで、エレカシのシングルでは最もヒットした曲となっています。
2017年大晦日の紅白歌合戦に初出場したエレカシが歌ったのもこの曲でした。
間違いなくエレカシの代表曲のひとつであり、代名詞的な一曲でもあると思います!
くだらねえとつぶやいて
醒めたつらして歩く
いつの日か輝くだろう
あふれる熱い涙
いつまでも続くのか
吐きすてて寝転んだ
俺もまた輝くだろう
今宵の月のように
出典: 今宵の月のように/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
果たして1位は?
1位:悲しみの果て
1994年に発表したアルバム『東京の空』を最後に、エレカシはデビュー以来所属していたEPICソニーを離れることになりました。
レコード契約を失ったエレカシはバンド最大の危機を迎えたのです。
地道なライブ活動を続けながら、新しくポニーキャニオンと契約し新曲をリリースすることになりました。
その第一弾として発表されたのが「悲しみの果て」です。
それまでのエレカシとは違う明るく前向きな作風は新たなファンを獲得し、エレカシの大きな転機となった曲です。
この曲を収録したアルバム『ココロに花を』も、初めてオリコンチャートトップ10に入るなど大きな注目を集めました。
「今宵の月のように」とともに、ファンの人気が高い曲です!
悲しみの果てに
何があるかなんて
俺は知らない
見たこともない
ただ あなたの顔が
浮かんで消えるだろう
出典: 悲しみの果て/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
最後に
エレカシがヒットに恵まれなかった時代に「遁世」という曲がありました。
ファンや音楽メディアなどの評価は高くても、なかなか自分たちの曲が世間に受け入れられないことへのいら立ちが当時の曲には表れていました。
「遁世」にはこんな歌詞があります。
歌を誰か知らないか?
つまらぬときに口ずさむ、
やさしい歌を知らないか?
出典: 遁世/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
「悲しみの果て」や「今宵の月のように」などはまさに、エレカシが手にした「つまらぬときに口ずさむ、やさしい歌」なのです。
長い歴史を持ち挫折を知るバンドだからこそ、エレカシが歌う前向きさや希望には説得力があるのです。
エレカシが多くの人の背中を押し、感動を与えるのもそういう部分なのでしょう。
30周年を迎えてもバンドのパワーはまだまだ衰えを知りません。
エレカシはこれからも素晴らしい曲を届けてくれると思います。
これからもエレカシがどんな名曲を作るのか、注目したいと思います!
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね