大阪から飛び出した、キュートな17歳
音楽活動は11歳からスタート
井上苑子は、小学6年生の頃から作詞作曲をはじめ、大阪・心斎橋のBIGSTEP前での路上ライブから音楽活動をスタートしました。
バンド経験者でありボイストレーナーを務める母親の影響とはいえ、ギターと作詞作曲を始めてから1か月でオリジナル曲を完成させます。
小学校を卒業する時には、ライブハウスで「卒業式ワンマンライブ」を行い、100人以上の観客を集め注目されたり、中学生の時には、心斎橋にある有名なクラブ「クアトロ」でワンマンライブを開催しました。
14歳の頃には、夏休み中に大阪から東京までストリートライブをするために上京するなど長い下積み時代を経て、歌手になる夢を手に入れたんですね。
中高生に圧倒的な人気を誇る井上苑子
大注目を浴びたツイキャス
中高生を中心に流行っているツイキャス。
ツイキャスとは、誰でも無料でライブ配信ができるサービスで、井上苑子は高校を卒業して上京をした時に本格的にツイキャスを始めました。
すると、見る見るうちに視聴者が増え、たった半年で100万人を突破し、現在では200万人を超えています。またLINE MUSICでも200万再生を記録しています。
その可愛らしい歌声と確かな実力で大注目のシンガーソングライターですね。
映画を見ているような完成度の高いMV
女優としても素晴らしい演技を見せる井上苑子
MVは井上苑子のナレーションから始まります。このナレーションもとっても自然で違和感なんて全くありません。
実は、井上苑子は女優としてもデビューしているんですよね。映画「私たちのハァハァ」にも出演しています。
MVは仲良し5人組グループのメンバーである男の子が遠くへ行ってしまうというストーリー。
彼に恋心があったのか、彼を見送る井上苑子の表情がとても魅力的です。
再生回数は、1000万を超えています。(2017年8月現在)
「大切な君へ」の歌詞
喜びや不安の間で行き来する心
想いは いつだって
そう ゆらゆらり
君のこと ずっと
思い続けてるから
この先もこうして 隣がいい
なんて考えてるよ 君はどうなのよ 教えてほしい
大切な君へ
出典: 大切な君へ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
大切な人のことはよく見ているからこそ、ちょっとした行動や言葉の意味を考えて深読みしてしまった経験はありませんか?
そういう風にちょっとしたことで嬉しくなったり不安になったりする様子を「ゆらゆらと揺れる心」と表現していますね。
溢れてくる好きの気持ちと、それに応えてほしいという気持ちが素直に表現されています。
君からの「おはよう」で始まった
そっけない感じの夏の朝
だけどそれも幸せで
なんでもない会話の中の
ふとした君の言葉にあたし
にやけちゃうよ
雨の日の部活がだるいとか
テストの勉強がやばいとか
あたしだけが知ってるんだ
出典: 大切な君へ/作詞:井上苑子,中村瑛彦 作曲:井上苑子,中村瑛彦
歌詞を見てみると、この主人公が学生だということが分かりますね。
夏の暑さにやられた気だるい君の挨拶や、何気ない日常の愚痴などが入っている歌詞を見てみると、大切な君は同じクラスの友達かもしれませんね。
特に意味のない会話も、私にとっては君の情報がいっぱい詰まっている素敵な会話。
そして、その情報をわたしだけが知っていることに喜びを感じていますね。