『YELLOW DANCER』収録の「ミスユー」

星野源「ミスユー」の歌詞にある『景色』とは・・・?動画ランキングを検索!の画像

星野源さんの「ミスユー」は、2015年12月にリリースした4枚目のアルバム『YELLOW DANCER 』に収録された楽曲です。

『YELLOW DANCER 』は星野源さんが好きなブラックミュージックに、星野源さんのポップなメロディーを融合させてみようと思って作ったアルバムだそうで、歌詞は「日本」を意識した言葉が選ばれているのだとか。

おしゃれな音色のジャズバラードにのせて日常の景色を織り交ぜながら、失恋を乗り越えようとする前向きな気持ちを表現しています。

『YELLOW DANCER 』の発売を記念して2016年1月から3月にかけて行われた全国ツアー「LIVE TOUR 2016 『YELLOW VOYAGE』」でも、ミスユーが披露されました。

ちなみにこのライブツアーは、大阪城ホールで行われたツアーファイナルの模様がDVDおよびBlu-rayとして2016年6月に発売されています。「LIVE TOUR 2016 『YELLOW VOYAGE』」には、ツアー全13公演に帯同したドキュメントも付いているんですよ。

「ミスユー」の歌詞にある『景色』

いつも通り
まぶた開けて
古い面影
共に起きる
海 空 山 川
輝く砂浜
そぼ降る街並み
ミスユー
海 空 山 川
煌めくのはただ
昔の笑顔さ

出典: http://sp.uta-net.com/song/198342/

「古い面影」というのは元カノのことです。元カノと一緒に眺めた海、空、山、川、砂浜などを思い浮かべると彼女の笑顔まで浮かび、懐かしくなったのでしょう。

「そぼ振る」というのは古語で、しとしとと雨が降る様子を表した言葉です。ですから、「そぼ降る街並み」というのは、雨がしめやかに振って濡れた街並みを想像できます。

夏が過ぎ
風が運ぶように
雨が止み
日差しが僕ら焼く度
消えたあの人を見た
始まりの景色

出典: https://twitter.com/gn_hsn_bot/status/906578720013524995

「ミスユー」について星野源さんは、ラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」で「終わりや別れはすごく悲しいけど、強制的に終わった瞬間から何かが絶対始まるんですよね」と語っています。

「ミスユー」はそうした、「狂暴までのポジティブさ」を表現したものなのだそうです。

そうしたご本人の解説に目を向けると、「始まりの景色」というのは元カノと分かれたときの悲しい景色であると同時に、別れた後に次へと進もうとするときのポジティブな景色でもあるということが想像できます。

いつも通り
まぶた閉じて
古い思い出
共に眠る
布 椅子 風呂 皿
輝く窓際
傘の下は川
ミスユー
煌めくのはただ
あの日の笑顔さ

出典: https://twitter.com/hoshinokonari/status/676156603872100352

回想シーンで突然登場する「布 椅子 風呂 皿」というのは、いかにも星野源さんらしい発想ですよね。

ピアノのおしゃれなメロディーに乗せられて、あまりにも日常的な生活感あふれるこれらの単語が出てくる点に意外性があります。

このフレーズに対する、「親近感を感じる」「シュール」「この部分で涙が出てくる」ツイートにも納得です。

君駆ける 青空
手を伸ばせば 届きそうな
指の隙間に 雨が泣いた
時が過ぎ
風が運ぶように 歩き出す
始まりの 景色
全ての想いと
全ての笑顔に
煌めきを
今日も 始まりの景色が
目の前に 広がる

出典: https://twitter.com/m00min52/status/853743062727630849

「君駆ける青空」のところで、テンポが変わるのも素敵ですよね。

続く「指の隙間に 雨が泣いた」というフレーズにも、感動させられます。

「ミスユー」はこのように、さりげなく涙を誘うセリフが多い点も魅力です。

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第5位「Crazy Crazy」

第5位の「Crazy Crazy」は、2014年6月にリリースされた7枚目のシングル『Crazy Crazy/桜の森』の収録曲です。

アルバムを制作する前年は、星野源さんが病気のため活動を一時休止にしていました。手術後にできた楽曲は悲しいバラードベースになっていたので、それを明るい曲に作り替えたとき「Crazy」というタイトルが思いついたのだとか。

視聴回数は、13,832,511回。

第4位「夢の外へ」