唇に毒を塗って
僕の部屋に来たでしょう?
出典: 19才/作詞:スガシカオ 作曲:スガシカオ
スガシカオ自身の19才とは、浪人中同じ予備校の女性に錆びたナイフでえぐり続けられるように振り回された後に振られるという経験をした時です。
『19才』のミュージックビデオは放送禁止の大問題ともなり、年齢制限までついている過激なもの。
ですがスガシカオ自身は、問題ののミュージックビデオを気に入っているそうです。
THE BEST MUSIC CLIPS | スガ シカオ オフィシャルブログ コノユビトマレ Powered by Ameba
当時は、女性モデルさんの●慰シーンや●●のモザイク処理、少年の撮影シーンが●●●を連想させるなど、●T●のおば様方から猛烈な苦情が●●委員会にはいり、●●委員会から各放送メディアへ重大なクレームとして通達され、すべての放送メディアで全面放送禁止となりました。
1位『Progress』
堂々の1位は、NHK総合テレビ『プロフェッショナル 仕事の流儀』主題歌となっていたこの曲『Progress』です。
未来に対する応援歌はたくさんありますが、その応援歌をアップテンポな元気の出るメロディーではないのがポイント。
敢えてロックバラードという憂いのあるメロディーで作り上げるところが、スガシカオならではのセンスの良さだと言えるでしょう。
メッセージは「一歩前へ」。
人は挫折を認めたくなくて誰かのせいにして恨んだり、自分の能力のなさのせいにして傷ついたりして感情に支配されてしまいます。
しかし、スガシカオはそんな感情に振り回されず、その感情を冷静に見つめています。
その上でその感情を自分なりに解釈し制御し、自分にとって一番大切なことは何かと問いかけます。
そして出した答えが「一歩前へ」。
スガシカオはその言葉を、何度も自分自身に優しく語りかけてきたのでしょう。
カッコ悪い自分を丸ごと分かった上で、それでも前に進むことの大切さをこの曲を通して私たちにも語りかけています。
世界中に溢れているため息と
君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ
あと一歩だけ前に進もう
出典: Progress/作詞:スガシカオ 作曲:スガシカオ
この曲はロックバラードを書こうとしてMr.Children全集を必死でコピーし研究して作ったそうです。
ミスチル桜井さんとはプライベートで仲が良いお友達だそうですが、このエピソードはお友達のことを同じアーティストと尊敬していることがよく分かる素敵なエピソードです。
時代の情景を切り取るアーティスト”スガシカオ”
日本の音楽シーンでは、多くのアーティストが切ない愛を語ったり、天才的な感性で独自の世界観を語ったりしています。
その中でもスガシカオは常に冷静で客観的に情景や時間を捉え、スガシカオ独自の視点から見る現実世界を、アコースティックギターのキャッチ―なメロディーに合わせ上手に表現しています。
彼の世界観とは、すでに出来上がった社会の中に自分自身をすり合わせながら生きざるを得ない現実を受け入れる。
そしてその中で流されることなく常に自分の存在と、存在意義について立ち返り、そこからどう歩きだすかを自分に問いかけることを忘れない。
スガシカオの曲は、人間とは複雑なものだということを痛感した大人の心に、じんわりと沁み込んでくる、そんな味わいを持っています。
ダメな自分やみっともない自分を受け入れ包み込む優しさや、他者への思いやりに満ちたスガシカオの本質をライブの現場で感じてみてはいかがでしょうか。
もっとスガシカオ!
OTOKAKEでは他にもスガシカオさんの記事が多数掲載されています。
是非こちらもご覧ください!
スガシカオ【労働なんかしないで 光合成だけで生きたい】MVの内容を解説!スガシカオが大量発生…!? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
150人のスガシカオが大集合!?『労働なんかしないで 光合成だけで生きたい』のMVを解説してみました!シュールでユニークな内容はスガさんらしい仕上がりです!歌詞も解説していますので最後までご覧ください♪
【19才/スガシカオ】微妙な年頃のリアルを歌う歌詞を徹底解釈♪PVに出演している俳優もチェック! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
スガシカオの「19才」について、リアルな歌詞は実体験をもとにしているから?PVに出ている俳優は?など、気になる情報をお届けします。
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね