おかえりって キミが笑うから
どの時代も超えて行けるよ
同じ季節をただ感じたい
出典: 侍唄(さむらいソング)作詞:池田貴史 作曲:池田貴史
サムライであれば省略をしないで「ただいま帰りました」と言うのでしょう。
今でも丁寧にあいさつをする場合は使うことがあります。
丁寧に言われたらそこで返すのは「おかえりなさいませ」になるのかもしれません。
礼儀ばかり気にしていると本当の心が伝わらないこともあります。
「ただいま」と言われたら丁寧さより欲しいのは笑顔です。
ニッコリと笑って返してくれた「おかえりなさい」はそれだけで1日の疲れがほぐれて行きます。
お家に帰って「おかえりなさい」と言ってくれる人がいるのは幸せなことです。
待ってくれている人がいる幸せは、時間も時空も飛び越えます。
江戸から現代へ来たサムライを迎えるたった一言の「おかえりなさい」。
「おかえりなさい」の後は2人が一緒に過ごす大切な時間です。
巡る月日も同じ時を過ごせることを祈りながら、笑顔のキミを見つめます。
サムライではなく1人の人間として
悩みもあるけれど
僕の心の声を 聞かせてあげる
キミのことを守りたい 今も 強く
キミの言葉の意味を 今でも探している
出典: 侍唄(さむらいソング)作詞:池田貴史 作曲:池田貴史
サムライの告白はキミに届いたのでしょうか。
サムライは真剣な愛が間違いなくキミに届いていると信じて、次の愛を告げています。
キミのことを知れば知るほどキミが好きになるのです。そして愛は次のステップに進みました。
愛する人への思いはサムライも現代人も、変わりはありません。
キミが危険な状況に陥るのを防ぎます。誰かから受ける理不尽さえも防ぎたいのです。
キミを守るというセリフは簡単に口にできますが、最大の課題は、実行できるかがどうかにあります。
この唄の主人公はサムライ。力の強さと一緒に心の強さも期待できそうですね。
でもサムライにも弱点があるようです。現代の女子の本音が分からなくなるという悩み…。
これもまた江戸時代も現代も変わらない恋愛事情なのでしょう。
真面目で真剣な愛だからこその悩みや迷い。サムライならきっと乗り越えられるはずです。
この愛を続けるために
必ず逢えるから
一途な想い伝わるかな
振り返りはしないよ まっすぐ ただ まっすぐ
約束の場所へ
いつかまた逢える場所へ
出典: 侍唄(さむらいソング)作詞:池田貴史 作曲:池田貴史
心強い頼りになる存在のサムライは、ここでも自分に忠実に愛を告げています。
キミへの愛はより一層確かなものになっていくのを、心が痛いほど感じているのです。
前を向いていれば、キミがいる方を見ていればキミも分かってくれるはず。
自分とキミを信じていても、サムライの本当の姿は現代に生きる人ではありません。
時代と時空を飛び越えて現代にやってきたサムライ。
いつかは戻らなければいけないという不安も付きまといます。
それでも誓うのです。誓いがあるから不安や葛藤を受け入れて違う時代を熱く生きるサムライ。
コスプレなどではありません。魂も伴った間違いのない本当のサムライです。
何事にも真剣、いつだってやる気はほぼMAXな精神が愛も支えます。
戻る場所があるから
一歩外に出れば命の危険もあるサムライの世界。それでも出かけて行くのは帰る場所があるからです。
そしてそこには必ずキミがいます。
キミの笑顔が好きだから
はなれていても はなれてても
おかえりって キミが笑うから
この時代をのりこえて行く
出典: 侍唄(さむらいソング)作詞:池田貴史 作曲:池田貴史
「離れている」「離れる」は物理的な距離だけではありません。
時代が違えば考え方に距離が生じます。そして心と心が離れることをサムライは心配するのです。
キミとサムライとの間にできる距離。もしかしたら縮めることが出来ない距離になるという不安に襲われます。
それでも無事に戻れば聞くことができるあの言葉を信じて、サムライは任務のために出かけるのです。
キミの笑顔と「おかえりなさい」が待つ場所へサムライは戻ります。
キミとサムライの距離が無くなる瞬間、不安が消え幸せな時間に変わるのです。
幕末・タイムワープ・未知の暮らし、次々に来る困難に立ち向かうサムライにもホッとできる時間があります。
癒しの時間を作ってくれるキミと2人の時間。平和な現代だからできることですね。
キミとの日々があるから
あたりまえの日々を感じたい
時を超えて 今
キミのもとへ 今
約束の場所へ
出典: 侍唄(さむらいソング)作詞:池田貴史 作曲:池田貴史