4人組ロックバンド SCANDAL
HARUNA(ハルナ)ボーカル・ギター担当
1988年8月10日生まれ、愛知県出身
MAMI(マミ)ギター・ボーカル担当
1990年5月21日生まれ、愛知県出身
TOMOMI(トモミ)ベース・ボーカル担当
1990年5月31日生まれ、兵庫県出身
RINA(リナドラムス・ボーカル担当
1991年8月21日生まれ、奈良県出身
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/SCANDAL_(日本のバンド)
SCANDALは大阪を中心に結成された4人組のガールズバンドです。
ダンススクールに通っていたメンバーに対して、講師が楽器を勧めたのがバンドの始まりでした。
2018年で結成10周年を迎えることになります。
SCANDAL「会わないつもりの、元気でね」
15thシングル
「会わないつもりの、元気でね」は、SCANDALの15枚目のシングルです。2013年5月にリリースされました。
通常盤、紹介限定盤A、初回限定盤Bの3種類で販売されました。
この楽曲は、映画「僕はまだ本気出してないだけ」の主題歌として起用されました。
この映画の監督、脚本を務めた福田雄一監督がSCANDALにオファーしたのがきっかけで今回のタイアップが実現しました。
堤真一さんが主演を務めるコメディ映画ですが、映画の雰囲気とは違った爽快なロックナンバーとなっています。
PVはこちら
「会わないつもりの、元気でね」のPVになります。ビジュアルの高さもありますが、4人が演奏している姿はかなりカッコいいですね。
バンドのPVだと、ボーカルが前でその後ろにドラムがくるという配置が多いですが、このPVは横並びになっています。
分け隔てることなく全体が映っているのが良いですね。
SUPER BEAVER 柳沢亮太の提供楽曲!
「会わないつもりの、元気でね」はSUPER BEAVERのギター担当、柳沢亮太さんが作詞作曲を担当しました。
柳沢亮太さんはSUPER BEAVERの多くの楽曲の作詞作曲を担当しています。
初期の頃は、作詞作曲にメンバーの誰かが関わっていることが多かったですが、7thシングル以降は楽曲提供を受けることが多くなっています。
柳沢亮太さんは他にも、アルバム「Queens are Trumps -切り札はクイーン-」収録曲である「声」も提供しています。
MAMIさんはSUPER BEAVERの楽曲にコーラスとして参加したこともあるようで、バンド同士での交流も深いようです。
歌詞解説
離れてしまった心と心を 行き交う朝の喧噪に探した
「ここでいいから」と信号待ちで言う 見慣れた横顔 見えなくなる顔
出典: 会わないつもりの、元気でね/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太
別れを目の前にした男女の物語になっています。
これまで一緒に暮らしていたのでしょう。恋人の家から少しだけ車で送ってもらっているところです。
車で送ってもらうということは運転しているのは彼で、この曲の主人公が彼女ということになるでしょう。
2人は別れる直前です。円満に別れられたわけではないようで、信号待ちの気まずい空気が耐えられず、彼女は降ろしてくれと伝えます。
いつも見ていた横顔はもう見られなくなります。彼女を降ろした車は信号を待ち、去ろうとしています。
始まる前のように 同じ世界に居ないように
出来るかな したくないな 失う直前
急に現実になって 言葉は喉に引っ掛かって
青になる 動き出す 微笑む君が言う
出典: 会わないつもりの、元気でね/作詞:柳沢亮太 作曲:柳沢亮太
別れる前、どんな話をしたのでしょう。
歌詞の内容から考えると、”街で会っても他人のふりをする”という約束が交わされていたのかもしれません。
毎日会っていた、毎日連絡を取っていた関係なのに、一瞬にして彼がいない生活になってしまうのです。
これまでのことは自分の中に積み重なっているはずなのに、全てが無かったことになります。
そんなことを考えているうちに、辛さ、悔しさ、悲しさなど沢山の感情が襲ってきます。
最後の最後に車の中で言いたかったことも伝えられませんでした。
降ろしてくれた車の外で、車を見送ります。信号が青に変わったところで車の窓越しに彼は一言伝えたのです。