Hi-Fi CAMP「一粒大の涙はきっと」は思春期の悩みを描く

Hi-Fi CAMP「一粒大の涙はきっと」の歌詞を解説♪ポカリスエットCM曲は枯れた心を潤してくれるの画像

思春期の頃というのは、大人と子供の狭間にありあらゆる悩みを抱えるものです。

一人前の大人として扱って欲しいという気持ち。

まだ子供なのだから、求められることへの疑問。

複雑な感情が入り乱れ、どうしようもない、やりきれない気持ちに陥りやすくます。

あなたも同じような経験がありませんか?

こんなやりきれない気持ちを、ゆっくりとほどいれくれるのは友達という存在。

あなたのことを気にかけてくれる友達は、これからもかけがえのない財産となります。

そんなことが描かれる、Hi-Fi CAMPの「一粒大の涙はきっと」。

本作の歌詞を紐解き、丁寧に解説します。

どうぞお楽しみください。

Hi-Fi CAMP「一粒大の涙はきっと」のPVをYouTubeでチェック

青春時代を思い出す

部活の思い出というのは、いくつになっても心に残り素敵な思い出となります。

1つの目標に向かって、みんなで考え一緒になって努力する。

本作のMVからも、そのイメージを受け取れます。

水泳部の仲間達と共に、練習と下校を楽しむ風景が微笑ましいです。

仲間が一緒にいるだけで、掃除や下校という何気ないことが一大イベントとなります。

ただ、ただ一緒にいるだけで、とても前向きな気持ちになれて、全ての悩みが消えてしまうのです。

この関係は大人になってからも変わることなく、いつまでもあなたの心の支えとなるでしょう。

Hi-Fi CAMP「一粒大の涙はきっと」の歌詞を紐解く

素敵な仲間と過ごす学生時代。

いつまでもあなたの心に残り続ける、大切な宝物です。

ふざけ合ったり、ケンカしたり、買い食いしたりする何気ないこと。

これが大人になると、すごく貴重でありがたい経験だと気づくのです。

そして、学生時代に同じ時間を共有した仲間は、タイムマシーンのような役割を担います。

社会に出て責任ある立場になったとしても、仲間と会う時間は当時と変わらず癒やしてくれるのです。

あらゆる立場の顔にならなければならない状況で、こんなにも貴重な時間は他にありません。

Hi-Fi CAMPの「一粒大の涙はきっと」で、その貴重な時間を疑似体験しましょう。

我慢することはない

大人になって しばらく経てば 上手に気持ちを 表せなくなる
傷ついたり 泣きたい時は 悲しさ堪える 必要はないさ

出典: 一粒大の涙はきっと/作詞:SOYA 作曲:Hi-Fi CAMP

素直な気持ちを表に出せなくなるのは、大人になるにつれ誰しも抱く考えです。

特に怒りや悲しみを覚える時は、ひたすら隠そうとしてしまいます。

これらの感情は全て1人で解決しなければならず、他の人に頼ることができません。

あなたもいずれ、同じような考えにシフトするでしょう。

思春期に入ると、若干同じような考えを抱き始めます。

幼い頃のように、上手に喜怒哀楽を表現しづらくなるのです。

だけど本当はまだ必要なく、全ての感情をそのまま出しても構いません。

いずれ出せなくなる感情。

思春期の頃から隠してしまうのは勿体ないです。

広がる世界

どんなに強がりを見せても 涙は溢れる
その時は空を 見上げて ほら

出典: 一粒大の涙はきっと/作詞:SOYA 作曲:Hi-Fi CAMP

悲しい時は下を向かずに、上を向いてみてください。

その視線の先には、あなたの悩みがちっぽけに感じてしまうほどの広大な世界が広がります。

手を伸ばせば届きそうな雲。

心を晴れ晴れとさせるスカイブルー。

自然の偉大さを感じられ、あなたの心を浄化するでしょう。

だからいくら悲しくても、決して下を向かないこと。

あなたを包み込む広大な自然は、大きな癒やしをプレゼントしてくれます。

これが悲しくて下を向いてばかりでは、その存在にすら気づきません。

悲しい時ほど上を向き、自然の恩恵を受けてください。

微笑み

一粒大の涙はきっと 空へ昇り 君を見守って
晴れた空は 優しくそっと 立ち上がる君に 微笑むんだ
雨上がりは虹を造って 枯れた大地には ほら花が咲くよ
その景色が やがて 笑顔に変わるんだ

出典: 一粒大の涙はきっと/作詞:SOYA 作曲:Hi-Fi CAMP

流した雫は決して無駄なものではなく、あなたを守るためのもの。

このパートの歌詞はとても素敵な表現で、すごく心に響きます。

流した雫は自然の中で循環して、あなたのことを守り続けるのです。

雲1つない快晴でもあなたに適度な湿度を与え、快適な環境をつくります。

あなたの流した雫が空から舞い降りると、風景や植物で感動を与えてくれるのです。

そんな環境を用意できるあなたの雫。

笑顔をつくる大きな要因なのかもしれません。

ほら、あなたが今微笑んだのも、流した雫が与えてくれたものでしょう。

Hi-Fi CAMP「一粒大の涙はきっと」を聴いて欲しい