サザンオールスターズ30枚目のシングル
アルバム「世に万葉の花が咲くなり」に収録
今回紹介する曲はサザンオールスターズの『シュラバ★ラ★バンバ』。
摩訶不思議なタイトルですね~。
この曲は1992年、サザンオールスターズ30枚目のシングルとして発売されました。
同年発売したアルバム「世に万葉の花が咲くなり」に収録されています。
摩訶不思議なのはタイトルだけではありません。
歌詞もファンタジックでエロティックな世界観になっています。
まずはじめにタイトルの意味を考えてみます。
『シュラバ★ラ★バンバ』はある曲のオマージュ
「シュラバ」は「修羅場」、「ラバンバ」は『ラ・バンバ』
タイトルの『シュラバ★ラ★バンバ』。
ここでは3つの単語が使用されています。
「シュラバ」と「ラ」と「バンバ」です。
こうすると少しづつですが、タイトルの意味に近づけますね。
1つ目は「シュラバ」。
これは日本語の「修羅場(しゅらば)」ではないでしょうか?
そして2つ目と3つ目の単語。
「ラ」とバンバ」。
実は、この二つの単語を組み合わせると、ある有名曲のタイトルになります。
それは『ラ・バンバ』です。
「ラ・バンバ」(ラバンバ、La Bamba)はメキシコの民謡を元にした楽曲。1950年代と1980年代に世界的にヒットした。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ラ・バンバ
引用にあるように『ラ・バンバ』はメキシコ民謡がベースになっている曲。
続いて「1950年代と1980年代に世界的にヒットした」とありますね。
これはそれぞれ、リッチー・ヴァレンスとロス・ロボスの『ラ・バンバ』です。
特にリッチー・ヴァレンスの『ラ・バンバ』は、日本のTVCMにも使用され大ヒットしました。
皆さんも一度は耳にしたことがあるかと思います。

いかがでしょうか?
ラテンのリズムとポップなメロディー。
1950年当時流行していたロカビリーのエッセンスが入っているギターフレーズ。
この動画で歌っている人は、リッチーヴァレンス本人ではなく、映画俳優です。
しかし、リッチーヴァレンス本人とそっくりな容姿。
甘い声もそっくりです。
では、なぜサザンオールスターズの『シュラバ★ラ★バンバ』はこの曲のオマージュなのでしょうか?
なぜ「ラ★バンバ」なのか?
ラテンのリズムと「語呂(ごろ)」が良かったから
おそらく、この曲の作者である桑田さんは『ラ・バンバ』を愛聴していたのではないでしょうか?
また、「ラ・バンバ」という言葉を音読すると、なんともいえないユニークさと言葉のリズムがあります。
それで、何か曲を作る際に「ラ・バンバ」が含まれたタイトルの曲を作りたい、と思っていたのでしょう。
『シュラバ★ラ★バンバ』は、『ラ・バンバ』ありきだったのです。
そして『ラ・バンバ』はラテン音楽。
ノリが良いですよね♪
『シュラバ★ラ★バンバ』もラテン音楽のエッセンスが入った、ノリの良いダンスナンバー。
このあたりも『ラ・バンバ』を踏襲(とうしゅう)していると思います。
これが、『シュラバ★ラ★バンバ』が『ラ・バンバ』のオマージュと思われる理由になります。
『シュラバ★ラ★バンバ』を視聴してみよう!
血肉湧き踊るソウルフルなナンバー
さて、次は『シュラバ★ラ★バンバ』を聞いてみましょう。
残念ながら「YouTube」には、この曲の公式MVがありませんでした。
また、この曲をサザンオールスターズが歌っている動画もありませんでした。
しかし、ほかの方が『シュラバ★ラ★バンバ』を歌っている動画をいくつか見つけました。
その中から筆者が気に入った『シュラバ★ラ★バンバ』の動画を下にアップします。
どうぞお聞きください。