『ふらわー』について
まず、『ふらわー』の概要について紹介します。Softlyがどのようなアーティストなのかや収録作品など、この曲の魅力をざっくりと把握しましょう。
歌っているSoftlyとは?
Softlyは2013年に北海道で結成された女の子2人組のシンガーソングライターユニットです。
やさしさやあたたかみを感じさせる歌声とナチュラルなギターが魅力で、「北のKiroro」と呼ばれることもあります。
2016年2月発売のシングル『キミがいい』でメジャーデビューを果たし、アルバムとしては『言えなかったこと。言いたいこと。』『ふたりの距離』の2作をリリースしています。
メンバー2人の詳細は下記のとおりです。
MUTSUKI…ボーカル担当。 1997年6月4日(20歳)生まれ。
HARUKA…ギター、コーラス担当。 1997年8月27日(20歳)生まれ。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Softly_(%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97)
アルバム『Softly,はじまるよ。』収録
『ふらわー』は2015年2月にシングル『ふらわー/Like?Love!(Soft Bossa mix)』としてリリースされました。
また、2015年4月リリースのインディーズ時代の1stアルバム『Softly,はじまるよ。』にも収録されています。
1stアルバムとは思えないクオリティと完成度です。
北海道テレビのバラエティ番組『おにぎりあたためますか』のエンディングテーマに使われた『Maybe~どうでもいいの~』や、配信シングルとして発売された『Fly』が収められています。
このアルバムを聴けば、彼女たちの音楽の原点を感じることができますよ。
歌詞の意味を徹底解釈
切ない愛が描かれた『ふらわー』の気になる歌詞の意味を徹底解釈したいと思います。
目の前のシアワセ
『昨日はごめんね。』 『電話でどなっちゃって』 『ちょっとどうかしてたね。』 『ううん。いいんだよ。』
目の前のシアワセ 知っては満足して 自分には無いもの 欲しがってしまう
出典: ふらわー/作詞:Softly 作曲:Softly
この歌詞からは、昨日の夜に恋人と電話でケンカしてしまったことがわかります。
言葉をそのまま受け取れば、仲直りしたように見えますがそうではないのでしょう。
「目の前のシアワセ」とは好きな人と付き合っていることや、その人と過ごす時間のことだと思います。
最初はそれだけでうれしかったはずなのに、長い間付き合っているとそれが当たり前のように感じてしまうという経験は誰にでもあるでしょう。
そして、他の人の恋人との関係を耳にして「自分には無い」ものを求めてしまうのです。
それは旅行だったり、指輪だったりさまざまのものがあるでしょう。あるいは、もっと気持ちの面での話かもしれません。
それぞれの付き合い方があるはずなのに手に入らないことに苛立ち、相手にひどいことを言ってしまったのでしょう。
一度できてしまったそのような心の溝は、なかなか埋められないものだと思います。
小さな蕾から花は咲く
会えない日には愛を 会えた日には笑顔を すべては小さな蕾から 咲く花は願いに
出典: ふらわー/作詞:Softly 作曲:Softly
会えない日であっても相手に「愛」を伝えることはできるでしょう。LINEなどでメッセージを送るなど、色々な方法がありますよね。
また、たとえ会えなくても大好きな恋人のことを大切に思うことはできます。離れている時ほど、それをうれしく感じるべきなのかもしれません。
そうすればさみしさや苛立ちを感じることなく、「会えた日には笑顔を」相手に見せることができるでしょう。
相手を想う「小さな蕾」から、お互いを愛し続けるという「花」が咲くのです。