節目ともいえるアルバム

「ワンテンポ遅れたMonster ain't dead」は[ALEXANDROS]の名曲!歌詞を紹介の画像

実はこのアルバム『ALXD』ですが、[Alexandros]名義でリリースされた初めてのアルバムなのです。

最近彼らを知ったという方はご存知ないかも知れませんが、以前は[Champagne](シャンペイン)というバンド名で活動していました。

読んで字のごとく、あのお酒の名前と同じですね。

ちなみに実際の由来は、イギリスのバンドであるオアシスの楽曲「Champagne Supernova」から来ているというのが有力な説です。

色々大人の事情がありまして

ただ、このように固有の商品名と同じ名前を付けてしまうと時に問題を引き起こすきっかけとなります。

それが「商標権の侵害」

幸い彼らの場合は裁判沙汰などにはならずに、大きな騒ぎにはならなかったようです。

しかし、[Champagne]名で親しんできたファンにとっては、大きな衝撃だったでしょうね。

はいわかりました、と素直に受け入れられるものではないですからね。

ファンたちの前では冷静に装っていたものの、当のバンドメンバーたちが一番受け入れられないのは勿論だったかとは思いますが。

とはいえ、あれから月日も経ち、すっかりこの[Alexandros]というバンド名が世に浸透してきましたね。

むしろ、そういえばバンド名変わってたんだっけ?と思うくらいなのではないでしょうか。

思いのたけをぶちまける

タイトルの意味

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「ワンテンポ遅れたMonster」とは、他でもない、[Alexandros]自身のことなのです。

デビューした時、彼らは27歳ぐらいの年齢になっていました。

世間全体で見れば、27歳はまだまだ若いですが、10代や20代前半でデビューするアーティストたちがいる中で、彼らは遅咲きと言われていました。

「ワンテンポ遅れたMonster ain't dead」、つまり、「俺たちはまだ死んでねーぞ!」といった意味が込められています。

どんな内容の楽曲か気になりますね。

恨みつらみからの反骨精神

俺は忘れねえからな

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それでは早速歌詞をチェックしてみましょう。

Do you know?
How I felt
'bout all the things you said to me
And how you scared the shit out of me
I heard your belly is aching
I'm glad to hear the news

You don't know how they feel
最低な行為をしている
己が見えぬまま
面白可笑しく人を傷付けてる
昨日も今日も
Do whatever you want to do

So

出典: ワンテンポ遅れたMonster ain't dead/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

まずは始まりの英文のみの箇所を訳します。

「ねぇ知ってた?

 あんたが俺に言ったことすべて、俺がどう感じてたか

 どれだけ俺をバカみたいにビビらせていたか

 今腹が痛くて苦しんでるみたいだけど

 ざまあみろ!って感じだよ」

いきなりどうした?って思いますね。

誰かへの恨みつらみが綴られています。

もう過去のことだし水に流そう、とは微塵も思えないほど、怒り心頭のようです。

そして次。

「奴らがどう感じてるか知らないだろ?」

思いやりのかけらもなく、自分のことは棚に上げ人のことをただひたすら嘲笑する、といった感じでしょうか。

とにかく最低の人物のようです。

「もう好きなようにやれば」 

そして投げやりな言葉を吐き捨てます。

隠しきれないくやしさ

君の中じゃ全て無駄で
意味の無い様な事に映る
黄色肌曝け出して
"Thin slanted eyes lol"
って笑われる
きりがない程の周りからの
いじめ全て鼻で笑い飛ばし
意味の無い音に言葉散らし
金色の歌に仕立てまくしたてる

出典: ワンテンポ遅れたMonster ain't dead/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

早口でまくしたてる

この部分ですが、とてつもない早口で歌われています。

「Thin slanted eyes lol」とは、日本語に訳すと「目細っ(笑)!」といった感じです。

「lol」は英語のネイティブスピーカーの間ではよく使われる表現で、日本語で言うと「(笑)」や「w」といった感じです。

黄色肌曝け出して、ということは侮辱する欧米人への恨みでしょうか。

しかしどれだけバカにされようが、自分たちの音楽を最高のものにするんだと決心しています。

それでもくじけない