全ての恋にハッピーエンドがあるわけではありません。
誰しも自分の望んでなかった結末は見たくないものです。
相手の温もりが突然消えてしまうことは辛いでしょう。
いつも隣にあった相手は、もう触れることはできなくなります。
3行目の歌詞は恋人という関係性で繋いでいた絆がなくなってしまったという意味です。
相手とはもう特別な関係ではないというのは、心に重く響くでしょう。
泣かないで
ゴメンネなんて もう泣かないで
抱きしめてしまうから 重ねた思い出が
痛みに変わるその前に ほら
最後は笑顔で say goodbye...
出典: Loveless/作詞:荘野ジュリ 作曲:Jin Nakamura
自分から振る時に罪悪感を感じる人もいるのではないでしょうか。
人との別れは、振る方にも振られる方にも心が痛くなるものです。
しかし振られた方も、振った相手が泣いてしまっては辛くなってしまいます。
振られた方は思いは変わっていません。
好きな相手が泣いていたらきっと慰めようとするでしょう。
相手との記憶の中で、泣いている時に宥めたこともあるはず。
その時の記憶が胸に棘を刺すように痛みを与える時もあります。
だからこそ、別れ際は泣き顔よりも笑ってほしいと思うのです。
嘘をつく
涙をとめたい
ひとりでも平気だよと
はじめて嘘をついた
君の涙を止めるすべがほしくて
出典: Loveless/作詞:荘野ジュリ 作曲:Jin Nakamura
本音を話しても、相手を泣かせてしまう。
そんな時には思っていないことを言うこともあるでしょう。
相手に嘘をつくのは心苦しくなることもあります。
しかし相手のための嘘も、時には必要なこともあるのです。
相手が笑ってくれるなら、気が軽くなるのならついてしまうこともあるでしょう。
もしもその言葉が相手が嘘だと気づいてもいい。
相手に願うただ一つが叶うのなら、相手への気持ちにも嘘をつく。
そう思う人もいるのではないでしょうか。
本当は
本当に大事だった 本当は離したくない
行き場のない想い こみあげるけど
出典: Loveless/作詞:荘野ジュリ 作曲:Jin Nakamura
相手を思う気持ちは正確に伝わるわけではありません。
そして、どんなに大切に思っても引き留めることもできません。
ですが、自分の気持ちを相手に押し付けることもできないでしょう。
相手が選んだことだと受け入れるけど、本音はきっとそんなに簡単に変えられない。
相手が他の誰かを好きになっても、自分の好きは変わらないのです。
だけどそれを相手に押し付けることこそ、大切にしてるといえない。
そんな複雑で切ない思いは、静かに自分の心に閉じ込めておく。
とても辛いことではないでしょうか。
愛しているから
幸せになってほしい
その幸せ 誰より願ってるから
強がりでも アリガトウと伝えたい
出典: Loveless/作詞:荘野ジュリ 作曲:Jin Nakamura
心の底から好きな相手だからこそ、誰より幸せを望みます。
本当は自分の隣で幸せになってほしいという気持ちもあるでしょう。
しかし相手は自分ではない人を選んでしまいました。
それに辛いと思う気持ちもあるでしょう。
酷いと相手を思う人もいるかもしれません。
好きな相手だからこそ、幸せを願ってしまうのです。
本心で感謝の言葉を思っても、辛い気持ちを完璧に隠すことは難しいでしょう。
ですが、それでもここまで一緒に過ごして愛情をくれた相手に感謝の言葉を送りたい。
過ごした日々はいつしか思い出になってしまいます。
相手がいた思い出を一人で持っているのは寂しいもの。
それでも相手を思うからこそ、感謝の気持ちを送るのです。