ベース弦にはいくつかの種類がある-形状編
さて、続いては形状の違いについて。
形状は大きく分けてラウンドワウンド、フラットワウンドの2種類です。
他にも、特殊なものも存在しますが、まずはこの二つをマスターすれば良いでしょう。
ちなみにワウンド(wound)とは「巻きついた」という意味。
ラウンドワウンド
最も一般的に流通している形状の弦です。
表面がザラザラしているタイプの弦と理解すれば良いかと思います。
アマチュアからプロまで、ジャンル問わず、奏法問わず、世界中のミュージシャンが愛用しています。
フラットワウンド
表面がツルツルしている弦と理解して良いです。
一般的に高音が抑えられた丸い中低域の太い音で60~70年代系の音が表現しやすいといわれています。
そのためか、ジャズミュージシャンに多いようです。
「フラット弦じゃなきゃ嫌だ!」というプレーヤーもかなり多く存在します。
どっちがおすすめ?
フラットラウンドは引いてみると弦が硬い感触が多いです。
また、ラウンドワウンドは表面にざらつきがあるため当然、フィンガリング・ノイズ出ます。
しかし、私はそこに「人間らしさ」を感じてあえて利点ととらえています。
ただ、どちらが良いかは、完全に個人の好みです。
早めに自分に合った弦を見つけ出して下さい♪。
ベース弦を購入するときに注意すべき点
続いてはベース弦を購入するときの注意点をまとめました。
弦の本数
5弦以上の弦を持つベースも数多く存在し、メインで使用しているプロミュージシャンも同様に数多いです。
それに合わせて5弦セットという弦も売られています。
間違えて、違う本数のセット弦を購入しないように気を付けましょう。
弦の長さ(スケール)
ベースはそれぞれスケール(ネックの長さ)が違います。
ロングスケール、スーパーロングスケール、ミディアムスケール、ショートスケール等々…。
それに合わせて販売されている弦の長さもいくつか存在しますので、必ず楽器に合わせた弦を購入してください。
万が一違うサイズの弦を購入してしまうと、最悪の場合は短くてペグまで届かないなんていうことも起こります。
もしわからない場合は楽器本体を持って楽器屋さんに買いに行くのが確実。
ケージ(太さ)
ギター弦同様、ベース弦にも太さの種類があり、弾く時の感覚や音の鳴りに影響します。
表記は「45 65 80 100」などと表記されます。
これは太さのインチサイズで、1弦0.045、2弦0.065、3弦0.08、4弦0.1(単位=inch)という意味です。
一般的には「45-100」(よんご-いちまるまる or よんじゅうごのひゃく)等と呼ばれています。
とりあえず何を買って良いかわからない場合は上記の例と同じ「45-100」辺りを買うと良いでしょう。